私が就職した先は、理系で男性ばかりの職場。
上司は、一回り上の既婚男性。(子なし)
仕事が終わって、
よくご飯や飲みに連れて行ってくれた、
この上司の趣味は、
風俗だった。
お給料を奥さんに預けず、全て自分が握り、
稼いだお金を自由に使って、
性とエロを追求。
そう、私の上司は、
風俗狂いだったのだ!
そして、飲みの場で話し始める風俗話。
ピンサロの店内はどうなっているのか、とか、
お気に入りがお店やめちゃった〜
悲しい〜
ソープ嬢に女の体について色々と教えてもらった〜
ア○ルに指を入れてもらった〜 などなど…
とにかく、
毎回、エロ、エロ、エロ。
なんとも不快だったし、
奥様が可哀想だなぁ…と、
いつも同情しながら聞いていた。
私は思った。
お金を持たせると、
男はろくなことに使わない!
結婚したら、絶対に私が管理しよう。
そして、
風俗が嫌いな男性と結婚しよう!と。
風俗にやたらと詳しくなった私は、
当時、付き合っていた彼(のちの夫)に、
聞いてきた風俗話をベラベラ喋り、
散々、気持ち悪いとか、最悪だ、とか、
上司を罵り、蔑んだ。
だから夫は、当時から私が
風俗が大っ嫌いなことを知っている。
その上司は、
仕事場でもオープンだったから、
部署の人は全員、
彼の風俗好きを知っていて、
面白おかしくネタにされていた。
上司は、
風俗好きとして有名な人だったわけ。
そういう男性って、
自分が既に知られているから、
怖いものなし。
だから、他の人も道連れにする。
私と飲んだ時に、
「あいつもあいつも風俗に行ってる」ww
などと平気でバラすから、
私は、どの男性が風俗通いをしているか
まで、かなり詳しく知っていた。
そんなことしませんよ〜と澄ました顔を
していても、
本当はエロいことをしてる男性を、
心の中で思いっきり蔑みながら、
私は仕事をしてきた。
それが、どうだ?
夫が上司と丸かぶりではないか!
(夫は、職場で風俗好きを明言し、
風俗好きの後輩と一緒に風俗に行っていた…模様)
自分の夫は、
あの上司と同じ人種だったのか?!
まさか!!
もう、びっくりなんてものではない。
衝撃的過ぎて、ホント立ち直れなかった…。
コレだけ風俗の知識があったのに、
何も活かせなかった自分…
夫の本性を見抜けなかった自分…
自分がものすごくイタくて、情けなくて、
今でも、どうすれば良かったのだろう…
と考えてしまう…
考えてもムダなのに。
行くやつは行く。
行かないやつは行かない。
多分それだけ。
そうは思っても、
未だに私の中で割り切れていない…。
堂々巡りは続いている…。