先日紹介した「ママがいい!」という書籍を読んで、


 

自分の中でこれまで見て見ぬふりをしていた気持ちに気づきいたので、ちょっと整理しようと思います。

 

 

 

自分の中で見て見ぬふり、というか、自分の中にこれまであって信じられなかった気持ち

 

それは、子育ては楽しい、そして、子育てを優先した生き方でも幸せを感じる、ということです。

 

どうして信じられなかったかというと、私の母は結婚して専業主婦になりましたが、仕事を辞めなくてはならなかったことをずっと後悔していたし、父親は家事育児をしなかったので、子育てに疲弊しているように見えましたました不安


なんで自分ばかり?自分は家政婦だ。母そんなようなことをよく言っていました。

 

そんな感じで、子育てをしていても全く幸せそうに見えなかった、むしろ結婚出産、子育てをすることで、自分の生きたい人生を生きれず、まるで不幸のどん底にいる真顔

 

少なくとも子どもだった私にはそう見えた実母の影響はかなり大きいように感じます。

 

少し補足すると、両親の中も悪かったので、当時の母の状況はその影響も大きかったとは思います。

 

ただ、その当時の時代的な生きずらさ、例えば、結婚したら女性は仕事を辞めるのが当たり前だったり、今よりも更に長時間労働が当たり前で、父がほぼ家にいなかったことなどもかなり大きく影響はしていると思います。

 

とにかく、そうした実母をみていて、子どもを優先した生き方をすると不幸になる、という考えが私の中に知らず知らずのうちに刷り込まれていたのではないかと思います不安

 

また、当時、子どもながらに、両親はなぜ離婚しないのだろうかとずっと思っており(結局熟年離婚しています)


その要因として、母が仕事をしていなかったので、母の経済的な理由があるのではないかと思っていました(本当にそれが要因だったかはわかりません)。

 

こうしたこともあり、仕事をしていないと金銭的にも不自由になり、それが人生の不自由さにも繋がり、やはり不幸になると感じていて、仕事を手放したりすことに対しても強い恐怖心を持っていました不安

 

なので、息子を生む前は、出産後も当然のようにこれまでのように仕事をするし、息子が生まれることで、仕事に対する意欲や仕事の優先度が変わることはほぼ無いと思っていました。

 

しかし、実際に息子が生まれてみると、想像以上のかわいさで、育児は大変ですが、夫も積極的にサポートをしてくれることもあり、純粋に育児が楽しいと感じたし、もっと息子のそばにいたいと感じました看板持ち

 

正直この段階で、4月からの仕事に対して迷いはありましたが、4月以降に働かないことは職場に迷惑がかかることに加えて


4月からの仕事はこれまで自分がずっとやりたいと思っていた仕事だったので、その仕事をしないと後悔するのではないかという思いが強く


息子のそばにいたいと感じる気持ちは時間がたてば今よりは薄れるのではないかと考えていました驚き

 

そして、何よりも、結婚や子育てで自分のやりたい仕事を諦めるというような母と同じ道は絶対に歩みたくないし


そもそも、歩んではいけないという強い思いに加え、そうした事実を作ることは息子にとって良くないという気持ちがありました。

 

なので、「息子のそばにいたい」という気持ちがずっとあったのに、ずっと見て見ぬふりをしていたといいますかネガティブ

 

大切なのは、自分がやりたいと思っていた仕事をすることで、それをすれば自分も幸せになるし、そうしたら息子も幸せになる、きっとそのはずだと信じてきました。

 

けれど、先日「ママがいい!」という書籍を読んで、今まで見ないようにしていた自分の気持ちに初めて正面から向きあった気がしました。

 

子育てが楽しいと思って、それを優先してもいい。子育てを優先することは必ずしも不幸ではないし、それで幸せを感じることもあるし、むしろ子育てに幸せを感じるから子育てを優先した生き方をすることもありえる。


そして、何よりも

 

私は実母とは違うにっこり

 

実母のような人生(専業主婦や子ども優先の生活)を送ったら不幸になるネガティブ

 

この考えが、自分でもほぼ無自覚に、自分の思考の根底にあったことに初めて自覚しました不安


それに、私と夫の関係も、実母と実父とは違うにっこり

 

なので、仮に仕事を手放すことを選択しても、それにより、私も実母と同じように不幸で不自由になる訳ではなく、私は夫と協力して、幸せに生きることもできる。


 もちろん、時代や置かれている環境の違いもありますが、そもそも何に幸せを感じるかは母と私では違うはず。

 

そんな当たり前のことに、今更ながら気づかされました。

 

それほど深く囚われていたんだと思います不安

 

これまでとらわれていた思考から、初めて自由になって、改めてどうしたかったかを考えると、今まで認めることができなかった、もう一つの選択肢や事実

 

働くにしても、働き始めるのは、4月からではなく、もっと先でいい。

 

子ども優先の生き方でもいいし、私の場合は息子との時間に幸せを感じるので、少なくとも今は育児に専念できる生活が自分にとっての幸せなのではないか。

 

私の幸せの優先順位は、息子は生まれたことにより変わった(以前は仕事でやりたいことを実現することだったが)

 

ということを受け入れられるような気がしました。

 

そして、多分、夫はそれにずっと前から気づいていたと思います。

 

4月から働きたいと全然思ってないよね?

 

そんな風に夫から言われるたびに、私は一生懸命否定していましたが


夫にはずっと私には見えていなかった私の本当の気持ちが見えていたのかもしれません。