ちょうど今年の夏、二度目の流産が確定したとき。
主人が夏風邪で体調を崩していました。
お腹の中に亡くなった赤ちゃんを入れたまま、熱で会社に行けない主人の看病をしていました。
それから数日後。
主人の状態が夜中に急変し、救急搬送されました。搬送先の病院は、私が出産をしようと考えていた病院。まさかこんな形でこの病院に来ることになるなんて、とその時は思いました。
集中治療室で頑張る彼。そして運ばれて4日後、状態がさらに悪化し、命も危ない状態に…
このまま亡くなるなんて、うそでしょ…
その日の夜は月がとても綺麗で、うちへ帰ってからベランダに出て、一人ぼーっとしながら、
「もしかしたら明日には、もう主人の命はないかもしれないんだ…もう一度、主人と笑って話がしたい…抱き締めてほしい…まだまだ二人でやりたいこと、いっぱいあるよ……」
そして、神様にお願いしたのです。
「一生、子供ができなくてもいい。主人を助けて…」と、そしてお腹の赤ちゃんに
「お父さんまで連れていかないでね…」
と。
主人の命がいつ消えてもおかしくなかったのに、何故かとても穏やかな気持ちの夜でした。
翌日。
主人は目を覚ましました。
主人が元気になるのを待って、お腹の赤ちゃんは、流産確定から三週後、出てきてくれました。
でも、人間ってやっぱり欲張りで。
主人が元気になった今、神様へのお願いも忘れて、また思うのです。
「赤ちゃんがほしい」
と…。