ある日、クラスの女子に聞かれました。
「なぁ、4組の〇〇マミって知ってる?」
当然、私は隣のクラスの、違う中学から来た子など知らない。(私は3組)
「あ?誰?知らんがな。どしたん?」
「え?めっちゃ噂になってんで。知らんの?」
「知らん。そいつも知らんし、噂も知らん。」
高校1年の時、私はクラスの仲間と楽しく過ごし、放課後は部活に夢中になり、
部活の好きな先輩に夢中になってたので、
同学年の出来事に、あまり興味がなかった。
クラスの女子が言うには…
マミちゃんには、キハラさんという友達がいた。
マミちゃんとキハラさんは、同じクラス同じ部活で仲良くしてた。
キハラさんは、同じ部活のホシくんの事が好きになり、
マミちゃんに、ホシくんの事が好きなんだ〜とか、今時の言葉で言う「恋バナ」をよくしてたそうで。
調子に乗ったマミちゃんは、
「私に任せて〜私がくっつけてあげるぅ〜
」
等と言いながら…
なんと、自分がホシくんとくっついちゃった
「へぇ〜そんな少女漫画みたいな展開が、実際にあるんや〜」
「マジ、あり得んやろ?あのぶりっ子」
この話もあっという間に広がり、
他のクラスの女子達が、「どいつとどいつや?」と、4組まで見に行く始末。
私も、見に行った(笑)。
その時、初めてマミちゃんを見たんだけど、
うん…まぁ…かわいいっちゃカワイイのかな…
ぶりっ子じゃなくても、第一印象で女子に嫌煙されるタイプだな…
と、その時私は思った。
キハラさんは、ものすごく傷ついたという話を聞いて、「そりゃ、そうだろ…」と思ったが、
キハラさんは、それでもマミちゃんと仲良くしてた。
周りの女子達は、マミちゃんを大バッシングしてた。
でも私は、マミちゃんの行動よりも、キハラさんが不思議でならなかった。
「こんな事されながら、どうしてまだ仲良くしてるんだろ?普通、友達関係終わらない?」
と。
結局、マミちゃんとホシくんは、半年もしないうちに別れた。
クラスも部活も違うマミちゃんは、私にとってはどうでもいい存在だったし、接点もないから、私には全く害はなかった。
ところが、3年生で、マミちゃんとキハラさん
と、同じクラスになり、
私は、マミちゃんの洗礼を受けることとなるのです。