その子は、マミちゃんといいました。
マミちゃんは、高校入学した時に隣のクラスでしたが、入学早々から、近隣のクラスの女子の間では、有名な子でした。
なぜ有名だったか…それは、超絶ぶりっ子で、
同じ中学出身の女子から嫌われており、
アイツ、マジ無理…
ぶりっ子で超ムカつく
中学の時から、ぶりっ子で嫌われてたんだよね
等の話があっという間に広がり、
あっという間にぶりっ子認定、
あっという間に、クラスの女子達から嫌われてしまいました。
それでもマミちゃんは何のその、
ぶりっ子オーラ全開で、クラスの男子にブリブリと接しておりました。
私は、彼女と中学違ったし、クラスも違うし、
部活も違うし、彼女がぶりっ子だろうが何だろうが、全く興味がありませんでした。
故に、「知ってる?」って聞かれても「誰やし…」って感じでしたし、
仲良くなることも、まぁ〜ないだろうと思って過ごしていました。
サバサバした校風で、サバサバした女子が多い学校、
マミちゃんみたいな感じの女子は、少し異質で浮いた存在でした。
入学して2ヶ月ほど経った頃、
近隣クラスの女子が激怒し、女子全員がマミちゃんをバッシングし、クラスの女子全員がマミちゃんを無視するという事件が起こりました。