













mimiブログでも長いこと紹介させて頂いていた映画。

台風工房
『笑殺会』

2011年7月30日みらい座いけぶくろ にて上映終了致しました。
配られたアンケート用紙に、私は感想を書くことができませんでした。
それだけ衝撃的だったんです。
私は二回観たのですが、
二回目はまた全く違った感覚で観ることができました。
まるで不思議の国に迷宮入りしてしまったような、
そんな映画。
mimi的感想として一言でまとめると・・・
不思議の国の笑殺会です
(左・司会rokoさん★右・脚本&出演其田氏)
何度も何度も重ねてみているうちに、色んな発見があり
次々と色々な世界へと連れていってもらえる・・・そんな感覚。
夢、現実、怒り、悲しみ、希望、、失望、生、死、無・・・・
うまく表現できないのですが、そういったものがすべて詰め込まれていて、
まっすぐ心に突き刺さるので、
観てる途中胸がシクシク痛みました。
まるで・・・。
作品自体が大きな声で、悲鳴をあげているような。
ひとつひとつがガラスのように繊細で鋭く、
一歩間違えると簡単に傷つき壊れてしまう。
そんな想いのカケラをひとつ、ひとつ大切に拾い集めていく感じ。
見落としてはいけない、美しいメッセージがたくさん隠されていました。
『めちゃくちゃ怖くて切なかったけど、
見た後不思議と優しい、幸せな気持ちになった、なんでだろ???』
・・・と一緒に観ていた友人が言いました。
まさにそんな感じです。
二回観ただけではわからない。
何度も観て、何度も発見して、
何度も笑殺会の世界へと迷い込みたいと思った。
私には大好きな映像作家さんがいるのですが、
その方の作品を理解するまでは20年以上かかりました。
(いや、きっとまだまだ理解しきれていないとは思いますが・・・。)
その方の世界は本当に魅力的で、呼吸するのも忘れるほどに
毎回色んな発見があり、知るたびにその世界へと引き込まれるんです。
常に気になって気になって仕方なくなる。
まるで恋みたいな・・・?( ー`дー´) (笑)
『笑殺会』はまさにその方に出会ったときと同じ、
いや、それ以上の衝撃を受けました。
繊細な心を持つであろう、脚本家、其田氏の命を封じ込めた『笑殺会』。
そんな想いを裏切らない役者さんたちの名演技。
そして、矢ヶ部監督の強い深い想い、しっかりと受け止めました。
言いたいことは山ほどありますが、
一日限りの上映なんてウッソーーーン!!って思っているので
今後も各地で再上映してほしいと思いました。
一人でも多くの方に見てもらい、知ってもらいたいです。
いずれ、世に出る作品だと私は確信しています。
映画に来てくださった、らふさんの感想がとても素敵だったので・・・
こちらで紹介させてもらいますね
らふさんありがとうございます





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ラストの会では生演奏をご披露

はいからさん、さいこうですーーーーー!!\(^o^)/

最後に・・・・。
両名のコメントを載せさせていただきます。
― 監督 矢ヶ部高佳氏(写真左) コメント ―
7月30日の上映にお越しいただいた方々、本当にありがとうございました。
映画「笑殺会」感想は賛否分かれるかと思います。
皆様に書いて頂いたアンケートを拝見し、「不思議な映画」「一度観ただけでは全て理解できないので、是非もう一度観たい」「再上映してほしい」という感想を多くいただきました。本当にありがとうございます!そうなんです。そういう映画なんですよ笑殺会は。嬉しいです。
映画をポップに作り、観やすくする事は簡単です。しかしそれではテレビサイズになってしまい、人の心に残らないのでは?10年後、人の心に引っかっている映画じゃなければ意味がない。と考え、あえて「?」を残すシナリオ構成にしています。台風工房はもう一度観たいと思わせる映画、2回3回と回を重ねるごとに深みが出てくるような作品作りを目指しています。
でも難解に作りすぎると、シュールだって一言で片付けられてしまう。
映画作りは難しいです。
例えば僕はタランティーノ監督の「パルプフィクション」を100回以上観ていますが、観れば観る程発見があり、楽しめるんですよね。
「笑殺会」も噛めば噛むほど味が出てくる映画になっていて、映画が放つメッセージも観る度に発見していただけると思うので、機会があればまた是非劇場に足を運んでみて下さい。といっても今のところまだ上映未定なので、可能な限り皆様にお届けできるよう精進していきます。(「笑殺会」公開情報は台風工房HPで)
皆様の日常が笑いに満ちていますように。
散文ですいません。ありがとうございました。
― 脚本 其田健氏(写真左) コメント ―
上映後の打ち上げを終え、朝方帰宅し、シャワーを浴び、ベッドに入ると、疲れ切って眠いはずなのに全く眠れず、気付けばボロっボロと涙をこぼしておりました。達成感や満足感から、というのもありますが、それは涙の成分の1割程度で、残り9割は悔しさでしょう。というのも、自分は『笑殺会』上映会当日、舞台袖だったり、2階席から、誰にも見つからない様に、4回全てこっそりと観ていました。食い入る様に観ていました。飽きもせず観ていました。何故飽きないって、当然、自作故に愛があるからですが、それと同じくらい、観る度に発見があるからです。観る毎に面白ポイント、感動ポイントが違うからです。「そんな作品が350人にしか観てもらえないのか」と思うと、悔しくて悔しくて、涙が止まりませんでした。結局、その日は凄く眠いはずなのに大して眠れず、ずるずる流れを引きずり、ここ何日か睡眠不足。しかし、気持ちは晴れやかです。何故なら、約3年の苦労や苦悩が消えてしまう程、昨日読ませていただきました、来ていただいた方のアンケート用紙の感想がどれもいいものばかりで、救われるものだったから。それだけ喜んでもらえたなら創った甲斐もありましたし、加えて、もっと多くの方に観ていただきたい、と思いました。ほぼ、監督と自分の2人で動いていますので、すぐに再上映とはいかないかと思いますが、全国の方々に観ていただける様に努めますので、どうか宜しくお願いします。7月30日の上映会に来て下さった方々、本当にありがとうございました。おかげで、今の自分が在ります。
以上、台風工房、両名のコメントを原文のまま、載せさせていただきました。
【笑殺会特設H.P】
監督:矢ヶ部高佳
脚本:其田健
出演:Min/杉本凌士/大塩ゴウ/其田健/二ノ宮伸之介/鈴木智博/フウ/宮川浩明/アレックス・カ/細江祐子/火野蜂三/望月優/高石賢治/伊藤佳範/我修院達也(友情出演)
制作:台風工房
つづく・・・・



















監督の矢ヶ部氏、脚本の其田氏、

