私たち夫婦の大切な宝物、フェレットのビニール君が今日、お空に昇りました。いただいたコメント、後でお返事します。ごめんなさい。

※以下はビニールの生涯です。文中でのフェレットの年齢は、想像しやすいように人間の年齢に換算しています。フェレットの寿命を考えて、「人間の1ヵ月=フェレットの1歳」で計算しました。最後の方は介護シーンも含まれるので、気持の良いものではないと思います。スルーお願いします。

長いので2部構成にしました。

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うつ病夫と赤ちゃんを授かるまで(進行中)-ビニール1

2001年10月、ボクはアメリカのテキサスで生まれた。
テキサスはカウボーイのいる田舎だと思ってる?
ボクが生まれたのは、プール付豪邸がたくさんある住宅街だよ。
グー○ルの航空写真で見たんだ、ほんとだよ。

生まれてすぐ、お母さんから引き離されて、キョセイシュジュツを受けたんだ。怖かったよ。

その後、兄弟たちと一緒に箱に入れられて飛行機に乗って、ニホンって所に着いたんだ。そしたら、みんな次々に箱から連れ出されて、ボクも一人ぼっちでケージに入れられた。どうなっちゃうんだろう、って心細かったよ。

雪の結晶

季節は冬になっていた。ボクは3歳、雪の降る寒い地方に運ばれてきた。

そこで、ボクと生涯一緒にいてくれる、飼い主さん夫婦と出会ったんだ。

ボクは飼い主のもふから「ビニール」って名前をもらった。
変な名前!

もふはよく一緒に遊んでくれたよ。もふはボクと会った時、ウツって病気で休職中だった。もう一人の飼い主のみみは、その頃アルバイトをしてて、昼間うちをあけるから、病気のもふを一人ぼっちにするのが心配だったんだって。だからボクを飼うことにしたんだってさ。

みみにはよく、飛びついたり、追いかけまわしてやったりしたよ。怖がって逃げ回るから、面白かったよ♪

チューリップ赤

7歳の時、ボクに弟が出来たよ。

うつ病夫と赤ちゃんを授かるまで(進行中)-ビニール2


右側が弟のクロールだよ。

こいつはやんちゃだけど寂しがりやで、お母さんが恋しくて、ボクの耳をチューチューするんだ。眠れないったらないよ。

ガタイが大きいのに、病弱だったから、ボクよりずいぶん早くお空に行ってしまったけど。

ボクたち2匹と飼い主さん夫婦で、しばらくは暮らしていた。

毎日、ご飯をもらって、遊んでもらって、時々、泣いてるみみやウツで沈んでるもふを慰めてやった。

ヒマワリ

ボクが61歳の時、チビッ子の妹がやってきた。

うつ病夫と赤ちゃんを授かるまで(進行中)-ビニール3


みみのプロフィール画像でおなじみのパールだよ。
子守はクロールにしてもらって、ボクは行儀作法をしっかり躾けてやった。
この家ではボクが一番先輩なんだから、敬わなきゃダメだぞ!
ボクが厳しく躾けたから、ちょっとくらい怒られたってへこたれない、利かん気な娘に成長したぞ。ガブガブ噛みつくぞ!

もみじ

クロールがお空に行って、しばらくはやんちゃ娘のパールと二人きりだった。みみも「しばらく、新しい子はお迎えしないしょぼん」って泣いてたからな。

でも、フェレットの引力ってのを、甘く見ちゃいけない。
一回抱っこしたら、もう後戻りできないぞ。

うつ病夫と赤ちゃんを授かるまで(進行中)-ビニール4


ボクと一緒におなかを出して寝てるのがジルだよ。
ジルがボクの二人目の妹になった時、ボクは83歳になってた。
でも、まだまだ現役!ジルもしっかり躾けてやったから、ボクの事を怖が敬ってくれてたよ。

雪