さて、昨日に引き続き、うつ病入院体験談、書きますぞ~
壊れてしまったみみを、もふが精神病院に連れて行くところから、はじまりはじまり~
今日はこの体験談で一番、精神的に落ち込む記事です。昨日の記事で既にアウト
の方、今日はスルーしていただいた方が無難です
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Chapter 2 入院当日
車にゆられて小一時間、思いのほか遠い病院でした。
いわゆる、地域に昔からあるキ○ガイ病院です。
(差別用語なので使いたくはありませんが、当時の世相を反映しているし、今でも周りの目はこの言葉どおりなんだろうな、と思うので敢えて書きます。)
主治医になる先生に診察してもらっている間も、みみはシクシク泣き続けていました。主にもふが状況説明をしてくれました。
(この時みみは、お薬を出してもらったら、すぐにうちに帰るつもりでいました。)
主治医「みみさん、死にたいと思いますか?」
みみ 「…昨日、コードを見たら●をくくりたくなって、それでそれで…
」
主治医「うーん、これは危険な状態ですね。入院しましょう!」
えっ
みみ 「い、イヤです!」
月曜朝にファックス送らなきゃいけないのに、会社に行けなくなっちゃう
みみ 「大丈夫です!お薬もらうだけで大丈夫です!死にません!」
と言っても、一度自殺念慮を口に出した以上、信じてはもらえません。
主治医「ご主人、みみさんは非常に危険な状態です。入院させないと危険です。」
もふ 「
…」
みみ 「もふ、みみは大丈夫だよ!大丈夫だよ!」
主治医は入院同意書を提示し、みみに同意を迫ってきます。
みみ 「イヤです!入院しません!」
主治医「それじゃあ、措置入院になりますよ!措置入院は大変ですよ~、1ヶ月は出てこれませんよ。」(2年経過しているので、こんな感じの事を言われた、程度にしか覚えてません。あしからず)
い、1ヶ月も出てこれなくなったら、仕事はどうなっちゃうんだ~
(とにかく、仕事の事で頭がいっぱいだった。今思えば、そこまで仕事に身を捧げる意味って…って思います)
もふ 「…みみ、入院しなきゃダメなんだよ。もしみみがもふだったら、入院してほしいと思うでしょ?」
みみ 「…うん
」
うつ病患者の家族の立場から考える事、それは5年以上私が経験してきた立場だったので、これ以上もふを困らせてはいけないんだ、と覚悟を決めました。
で、任意入院
とにかく流されるまま入院することになり、私は病棟に連れて行かれ、もふは入院準備に慌しく出発。この時は、またすぐ、もふに会えると思っていました。
この病院の場合、1Fが外来フロア、2Fが入院フロアで、2Fは自由に出入りできない閉鎖病棟でした。その病棟の鍵付きのドアをくぐり、さらに鍵付きの二人部屋に連れて行かれました。4畳半くらいの病室にベッドが二つ。トイレ付き。
先住女性は私より年下のようでしたが、この後、初めての精神科入院生活で助けになってくれたので、私にはお姉さんのような存在になりました
二人部屋は大部屋に移る前の試し病室のようで、彼女はB棟からA棟に移る慣らし期間にありました。
A棟とB棟。大まかに言えば、A棟は暴れない患者さん、B棟は暴れる患者さん用でした。A棟の窓はほんの少し隙間が開く(飛び降り防止のため全開はしない)ようになっている以外は普通の窓のようでしたが、B棟は鉄格子がありました。
さて、私はシクシク泣き続けていましたが、だんだん薬が効いてきて、お昼を食べた後寝入っていました
夕方、看護婦さんが私の入院グッズ(着替え等)を持ってきてくれましたが、それを病院に届けてくれたもふとは会えずじまい。症状が安定するまで、家族といえども面会謝絶
そんなの、聞いてないよぉ~
お先真っ暗
心の支えになる人とも会えず、閉じ込められたショック…
とにかく、絶望に必死で耐えた一日目でした…。
(続く)
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こんなに暗いのは今日まで!
パート3からは奇跡の生還体験談だ

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今日はこの体験談で一番、精神的に落ち込む記事です。昨日の記事で既にアウト
の方、今日はスルーしていただいた方が無難です
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Chapter 2 入院当日
車にゆられて小一時間、思いのほか遠い病院でした。
いわゆる、地域に昔からあるキ○ガイ病院です。
(差別用語なので使いたくはありませんが、当時の世相を反映しているし、今でも周りの目はこの言葉どおりなんだろうな、と思うので敢えて書きます。)
主治医になる先生に診察してもらっている間も、みみはシクシク泣き続けていました。主にもふが状況説明をしてくれました。
(この時みみは、お薬を出してもらったら、すぐにうちに帰るつもりでいました。)
主治医「みみさん、死にたいと思いますか?」
みみ 「…昨日、コードを見たら●をくくりたくなって、それでそれで…
」主治医「うーん、これは危険な状態ですね。入院しましょう!」
えっ

みみ 「い、イヤです!」
月曜朝にファックス送らなきゃいけないのに、会社に行けなくなっちゃう

みみ 「大丈夫です!お薬もらうだけで大丈夫です!死にません!」
と言っても、一度自殺念慮を口に出した以上、信じてはもらえません。
主治医「ご主人、みみさんは非常に危険な状態です。入院させないと危険です。」
もふ 「
…」みみ 「もふ、みみは大丈夫だよ!大丈夫だよ!」
主治医は入院同意書を提示し、みみに同意を迫ってきます。
みみ 「イヤです!入院しません!」
主治医「それじゃあ、措置入院になりますよ!措置入院は大変ですよ~、1ヶ月は出てこれませんよ。」(2年経過しているので、こんな感じの事を言われた、程度にしか覚えてません。あしからず)
い、1ヶ月も出てこれなくなったら、仕事はどうなっちゃうんだ~

(とにかく、仕事の事で頭がいっぱいだった。今思えば、そこまで仕事に身を捧げる意味って…って思います)
もふ 「…みみ、入院しなきゃダメなんだよ。もしみみがもふだったら、入院してほしいと思うでしょ?」
みみ 「…うん
」うつ病患者の家族の立場から考える事、それは5年以上私が経験してきた立場だったので、これ以上もふを困らせてはいけないんだ、と覚悟を決めました。
で、任意入院

とにかく流されるまま入院することになり、私は病棟に連れて行かれ、もふは入院準備に慌しく出発。この時は、またすぐ、もふに会えると思っていました。
この病院の場合、1Fが外来フロア、2Fが入院フロアで、2Fは自由に出入りできない閉鎖病棟でした。その病棟の鍵付きのドアをくぐり、さらに鍵付きの二人部屋に連れて行かれました。4畳半くらいの病室にベッドが二つ。トイレ付き。
先住女性は私より年下のようでしたが、この後、初めての精神科入院生活で助けになってくれたので、私にはお姉さんのような存在になりました
二人部屋は大部屋に移る前の試し病室のようで、彼女はB棟からA棟に移る慣らし期間にありました。A棟とB棟。大まかに言えば、A棟は暴れない患者さん、B棟は暴れる患者さん用でした。A棟の窓はほんの少し隙間が開く(飛び降り防止のため全開はしない)ようになっている以外は普通の窓のようでしたが、B棟は鉄格子がありました。
さて、私はシクシク泣き続けていましたが、だんだん薬が効いてきて、お昼を食べた後寝入っていました

夕方、看護婦さんが私の入院グッズ(着替え等)を持ってきてくれましたが、それを病院に届けてくれたもふとは会えずじまい。症状が安定するまで、家族といえども面会謝絶

そんなの、聞いてないよぉ~

お先真っ暗

心の支えになる人とも会えず、閉じ込められたショック…

とにかく、絶望に必死で耐えた一日目でした…。
(続く)
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