ヘモグロビンA1c<HbA1c>が血糖コントロ-ルの指標として適切であるのはどれか.1つ選べ
(a)肝硬変
(b)慢性腎不全
(c)Basedow病
(d)出血性胃潰瘍
(e)異常ヘモグロビン血症
ってこの問題.
ヘモグロビンA
1c<HbA
1c>って書いてる以上は,
HPLC法で測定してるって事でしょうね.
抗原抗体反応を用いて,「糖化(グリコ)ヘモグロビン」を直接定量して,
総ヘモグロビンで除して「%」を求めてるんじゃない
ってことでしょうね.
このHPLC法の“精度”は,測定器のメーカーや
同じメーカーでも,
測定器のバージョンによってかなりかわってくると思います.
最新の測定器を使うと,
以前はHPLC法で過大評価されていた「カルバミル化」「アセトアルデヒド」「アスピリン」「アスコルビン酸」の影響を排除できるようになってるので,「腎不全」「アスピリン」「ビタミンC」の影響はでないらしいんですけど...
問題に戻りますと
肝硬変
→脾機能亢進により赤血球寿命が短くなる可能性あり.過小評価される可能性アリ.
腎不全(BUN>50mg/dL)
→尿素より生じるシアン酸によりカルバミル化ヘモグロビンが産生され,
カルバミル化ヘモグロビンがヘモグロビンA
1cと重なって検出され過大評価されます.
また,エリスロポエチンによる治療中には,赤血球寿命が短くなります.過小評価される可能性アリ.
Basedow病
→甲状腺機能亢進症は「HbA
1cが上昇する(過大評価される)疾患」としてyear noteに記載されています.
出血性胃潰瘍
→出血や溶血は,赤血球球寿命の短縮で過小評価される可能性アリ.
異常ヘモグロビン血症
→HPLC法で過大評価や過小評価される可能性のある代表的な病態です.
となると
全部あかんやんか!
問題作成者の気持ちになると・・・
(b)か(c)やろなぁ
豆知識だよ!
Hb は赤血球に含まれる蛋白質と鉄でできた色素
HbA は成人のHbの90%を占めるヘモグロビン
HbA
1 はHbAに非酵素的に糖が結合したもの
HbA
1c はHbA
1のうち,糖がブドウ糖であるもの
誰んだー?
N子んだー
あ当たってる!!