吉右衛門さんの追善興行に行ってきました。
秀山祭は、戦後歌舞伎の礎を築いた

初代中村吉右衛門の生誕120年を記念し、

次代に芸を継承していくことを目的に

二世吉右衛門さんが始めたものです。


その秀山祭が今回は昨年11月に亡くなった

二世吉右衛門さんの一周忌追善興行となりました。
久々の歌舞伎。賑わってました。


私は二部の松浦の太鼓(まつうらのたいこ)と

揚羽蝶繍姿(あげはちょうつづれのおもかげ)を

観劇しました。

松浦の太鼓は、吉右衛門さんが度々演じた

松浦鎮信(しずのぶ)を松本白鸚さんが

弟のためにと初演でつとめました。


今までも、白鸚さんのお芝居は

たくさん見てきましたが、こんなに兄弟だと

感じたのは初めてでした。


そして、芝居最後に白鸚さん歌六さん梅玉さんが

追善口上を述べました。

白鸚さんの言葉に涙が出てしまいました。



揚羽蝶繍姿は、代表的な当り役の数々を繋いだ

追善興行ならではの演目でした。


最後に熊谷次郎直実を演じた松本幸四郎さんが

吉右衛門さんとかぶり、最後に見た吉右衛門さんの

直実を思い出して、感無量になりました。

亡くなったことが信じられない私でしたが、

歌舞伎座に伺い、飾られてる遺影や、舞台を見て、

あーあ、本当に天国へ行かれたんだと

今回の舞台を笑顔で見ていらっしゃるのだろうなと

納得でき、心の整理がついたようです。



素敵なお土産を頂きました。
吉右衛門さんのお描きなった絵、ご自分の紋に

ちなんで蝶が描かれてるのかな?

部屋に飾らせていただきます!




帰ったら、妹が大好きな酢鶏を作ってくれてました。
おいしかった!ありがとう

私が出かけてる間、妹からラインが

テラスで日向ぼっこしてるあんず。

溶けちゃうよ。(笑)




さぁ、今日は、これを読みながらゆっくりしよう。