アーユルヴェーダを知った当初から

受けることを勧められたし

受けたいとも思っていたパンチャカルマ

 

実は、昨年初めて受けた人間ドックで

ある部分に嚢胞が見つかりました。

ドックの診断判定としては「特に問題なし(良性だから)」

 

看護師なので、その判断もわかります。

 

ただ、私の今までの既往歴のほとんどが、腫瘍だったり嚢胞だったりする。

良性も悪性もあったし

それに応じた内科的治療も外科的治療も受けてきた

 

西洋医学的には、特別症状がなければ良性腫瘍や嚢胞はあまり問題視されない。

 

今回もそう…

 

でも、体の中に何かの塊ができる傾向は気になる。

このこともあってパンチャカルマを受けようと思った

 

実際、問診表の既往歴にそのことを書いていたところ

初回の診察の時点で、Drも嚢胞について気にして下さり、

こちらが希望する前に

「10日以上いるのであればパンチャカルマを」と提案されました。

 

実はパンチャカルマって、希望すれば受けられるということでもなく、

体力が無さすぎたり、女性は生理中は受けられなかったりする。

ここまで来て“受けられない”と言われなくてよかったと一安心。

 

パンチャカルマは5つの浄化法からなっており

わたしの場合は結果的に

ビレーチャナ(下剤)・ナスヤ(点鼻)・バスティ(浣腸)を数日間づつ実施しました。

 

様々な事前準備があるらしいが

わたしの場合、ギーを飲めるかが最大の難関でした。

(食べ物でない液体が不得意)

今回は3日間の指示、なんとか飲めたが3日が限界だったと思う。

さすがに3日目は気持ち悪くなりました(個人差あり)

 

ナスヤ(点鼻)が3日間

2回目に「あなたは量が多いからもう1日」と言われる

鼻からオイルを垂らし副鼻腔まで入れ、その後溜まったもの鼻や口からを出すのだけど…

わたしはこれ経験済みだったので、たぶん上手だった。

同じ施術を受けたアメリカ人の方は、吐き出しに苦労されていた様子

3回目はDr&セラピストさんから「good」とお褒めいただきました

 

ビレーチャナ(下剤)

これがなんか不思議だった。

正露丸の1.5倍大の下剤を2粒飲むだけだったけど

まあ出るわ出るわ…水分がね…

日本でも検査前の下剤とかあるけど、それは大量の水分(下剤)摂取の結果でしかない。

それが出るのはわかるけど、あの2粒は何からできてるのか?

個人的にはそっちに興味が沸きました!

 

この下剤療法、人によっては七転八倒するくらい苦しい…と聞いてて、

先にパンチャカルマ始めてた方も、同じようなこと言ってて(その方は大丈夫と)、

わたしも多少覚悟していたけど、

実際のところは3時間くらい?軽い腹痛とトイレの往復したくらいで

…その後はまあ普通な感じでした。

かなり個人差がある様子です

 

後半にバスティ(浣腸)2日間

これはねえ、看護師知識が功を奏した(笑)

浣腸時の体位とかカテーテル挿入時の口呼吸の方法とその意味とかゼーンブわかるので

優秀なお客さんだったと思います。

50㎖くらいの薬液を注入したまま1時間保持し、その後排泄。

これもさほど不快感もなくクリア

 

ビレーチャナ(下剤)の日以外は

午前・午後とDrに指示されたトリートメントをしてもらいました

もちろんそれぞれのトリートメントに意味があるのだけど

基本的にはどのトリートメントも気持ちよく受けられたので

日々快適でした

 

人によって、また滞在期間やその施設の方向性、

Drの判断等にもよるのでしょうが…

もっと長い期間だとまた違った感想になるし、苦痛も伴ったかも…

今回は、丸1日絶食とかもなく

ちょっと辛いと感じたのは結果的にギーを3日間飲むことだけ

途中、珍しくも足(左太ももの内側)に湿疹がでましたが、

それも毎日の診察があるのですぐ対応してもらえた。

 

全体的には比較的ラクにそして心地よく終えられたという感じ

 

気になっていた嚢胞他に関しては

もともと自覚症状がある訳ではないし、また検査しなければわからない。

またその性質上、急に消えるということでもないと解釈している。

ただ、全体のバランスを取り戻していくうちに、良い方に変化するだろうと期待している。

 

毎日ゆっくりして、人と楽しく話をして、美味しくて消化によい食事して、

嫌な情報は自分で制限して(日本のニュース全く見ず)時間を過ごしたことも

治療の一環だし、そのことも十分に影響すると思う。

 

パンチャカルマお勧めです