※2022年1月31日の記事の再掲載です
私は現在両耳100dB越えなので、補聴器がないと本当に全く聞こえません(正確には何種類もの耳鳴りは絶えずしているので無音ではない)。ちなみに大学生の頃は両耳70dBの手前くらいでした。ピアノを弾く時は補聴器をはずし、授業中はこっそりつけていました。
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感音性難聴(内耳〜神経の部分の障害)なので、補聴器で音を増幅しても歪んで聞こえます。補聴器をすると、聞こえるんだけど聞き取れない状況になるんですね。人によっては音が入り過ぎて身体に不調が出る人もいたりするみたい。
私はありがたいことに、補聴器とは相性がいい方で、もう身体の一部です。言葉の聞き取りには強いこだわりで常に強化してきたのですが、音楽に関しては聴くことを全くやめてしまっていたので、ピアノを再開した時は本当にひどかったです。ドの音もわからない。ドとソを弾いても不協和音、ファラドを弾いても不協和音
一つ一つ、楽譜の音を脳内で想像して実際の鍵盤の音に当てはめていく作業が続きました。音の想像すらできなくなっていたのは結構ショックで。え?シ♭ってどんな音だっけ?レベル。途方もない作業でしたが、毎日ピアノに向かうこと7ヶ月、自分尺度のスケールは出来上がってきた気がします。そう聞こえている気がする、レベルですけどね。
単音だけではなく和音も同じ。音が3つ、4つ重なるとどういう響きになるかを想像して覚えこませる、そうするとそう聞こえる気がするんです。人間の脳、もうなんでもありです
それもこれもピアノだからできること。ヴァイオリンとかじゃ無理だよねラの音、合わせられないですもん!
自分なりのドレミで、今日も元気に弾きます🎹