突発性難聴って回復するか否か、回復してもその程度が

運による部分も多い気がする

 

 

発症した瞬間から最高効率で動くことを要求されるのもキツいし

なんかちょっと上手くいかないと初期治療できず⇒一生聴力損なうのコンボが恐ろしすぎる驚き

 

 

 

運ゲー① 発症タイミング

 

・仕事を絶対休めない日に発症

・当日の初診受付時間過ぎてから発症

・土日祝にかぶるタイミングで発症

 

これで受診が翌日以降になってしまう。

患者本人にはどうすることもできない部分。

連休直前に発症するのが最悪。休日やってる耳鼻科をなんとか探して行くしかないのかな?

早く治療を始めなければいけないことを知らない人や症状が軽い人はそのうち治るかなと普通に数日待ってしまうのでは…?

 

 

 

運ゲー② 最初の病院

 

最初の病院で突発性難聴と診断されず、早期治療ができなかった

突発性難聴と診断されたが、(特に理由も無いのに)ステロイドを出されなかった

 

・酷いめまいに気を取られて耳が聞こえにくくなってる事には気づかぬまま、耳鼻科のない病院に行って日数経過

・耳鼻科に行ったけど聴力検査しないで中耳炎等と診断されて日数経過

・突難と診断されたが、(糖尿病や妊娠中等の理由も無いのに)ステロイドを処方されず日数経過

 

治療ブログを読んでいてまあまあ見かけたのがこの事例。

一番治る可能性の高い最初期に適切な治療ができなかった方がかなりいる驚き

ちゃんと早く病院に行ったのに…

そういった方達はあとから御自身や周囲の人間が「これはおかしい、他の病院に行こう!」と動いて、それでようやく突難と診断されてステロイド開始したり。

そして最初から突難と診断されたのに、特に理由もなくステロイドが処方されずアデホスとビタミンB12のみで1週間様子見ましょうパターン爆弾

他ブログでそういった経験談や警告を読んでほんとにそんな医者おるんか…と思ってましたが、この記事書いてる最近でも全く同じ状況の方を見たのでマジであるんだなと凝視

ステロイド無しで全快するならいいんですよ。でもそうでなかったら?

最も回復の期待できる2週間の、さらに一番重要な1週間を捨てるのと同じになってしまう。

 

もちろんステロイドを服用したからといって必ず回復する訳ではないけれど。

それでも有毛細胞の衰弱破壊の進行を抑えるのは現状ステロイドしか無いうえ、一度破壊されれば二度と再生しない=その音域の聴力は何をやっても現代の医学では二度と戻りません。後から挽回することが不可能。持病や妊娠中で内服点滴がダメなら鼓室内ステロイド注射って方法もあるし…

こういう知識があれば大多数の人はダメ元でもまずステロイド投与を望むと思うんだけど、そんなこと知らないのが普通だよね。

だから知識のない患者は医師の言うとおりに素直に様子見して、1週間経っても回復しないことに不安を覚え、そこで初めて医師を疑って別の耳鼻科に行き、間に合わないかもと言われながら結局ステロイド開始という事態に…

 

 

現実的には発症したら難聴に力いれてる病院を探すどころか、そもそも病院へ行く時間すら作り出すことが大変な人だって多いと思う。

調べる時間があるなら早く受診した方がいいのは間違いない、でもそれで適当な近くの耳鼻科を受診してもしこうなったら?一生後悔するのでは?

とはいえ健康なうちから「突難に備えて難聴につよい耳鼻科を調べておこう!」なんて準備、周囲から経験談でも聞いてないと無理な話。

おまけに初診1発目から「この医師の診断・治療は間違ってるかもしれない」なんて疑いながら医者に会う人間は殆どいないはず。こちらは素人なのでとりあえず信じるしかない。

過去に誤診されたとか、治療で余計に悪化したみたいな経験でも無い限りは医師の言うことは素直に従う人が大半かと思われ…

 

発症したら当日翌日に病院行け

さらに

聴力検査しなかった・ステロイド出されなかったら医師を疑って他の病院に行け

 

これをある日突然要求してくるのが突発性難聴。

なお突難とよく似ている急性低音障害型感音難聴でも検査せず、ステロイド出さずという同様の事例を目撃しており、

耳鼻科には当たり外れがある

これは間違いないと今回の件で強く感じました。耳鼻科に限らないとも言えますが…

原因不明の難病で治療が難しい、時間が無い、そして医師を疑えなんて人によっては想像したことも無いような思考を患者に求めてくる、本当に難しい病気だと思う。

 

 

 

運ゲー③ 治療法の選択肢

 

・大病院を紹介されても、そこで提供される治療法になにがあるかは運次第。

 

後々どんな結果になっても後悔しないために、試してみたい治療は2週間以内の早いうちにやっておく方がいい。治療のゴールデンタイムは2週間しかないから汗

とはいえ重度の突難と診断されて即入院してくださいと言われた人に「どんな治療法があるのかな?」とじっくり調べて比較検討する時間なんて無いよね。紹介状を書く医師だって「重度の難聴だからすぐこの大病院へ行ってください」くらいしか説明しないだろうし。

そして入院は大体1週間=1週間は他の治療が試せない。たとえば入院先の病院でステロイド点滴+混合ガス吸引しかやってない場合、途中で高圧酸素療法や神経ブロック注射を試したくなっても退院するまでおあずけになるのが普通。

本人にめまいが無く、外出が長時間許可される病院であれば別の治療を外へ受けに行くことが可能なこともありますが…そこまでやれる人がどれほどいるかなって。

というわけで大多数の人はたまたま医師に紹介された病院が、たまたま自分が受けたい治療をしてるといいね運ゲーをすることになるんでしょう。

 

最初に入院を勧められた段階で「この治療を受けたいので、この大病院に紹介状を出してほしい」とでも言えれば良いのかもしれない。

でもまず調べてる時間が無いし、そもそもそんな発言ができるのは

医師から提示される治療を素直に100%鵜呑みにせず、自分で様々な治療法を調べて検討して、自身の希望する治療を受けられるように積極的に努める

というマインドを持ってる人間だけ!

治療法の選択肢をじっくり調べる時間があるか、もしくは過去に調べて既に知識があり、且つ②でも書いたような「医師の言葉を思考停止で100%盲信しない」というマインド持ちの人間にしか無理じゃないかな。9割以上の人間には不可能だよねこんなの泣き笑い

 

 

 

そしてこの運ゲーの先にさらに待つ

 

完治3分の1

改善3分の1

不変3分の1

 

このギャンブルへの強制参加…

 

つらい悲しい