2023.11.30郡山市に行きました


笹の川酒造さま…安積蒸留所工場見学へ




ご案内下さるのは十代目社長 山口哲蔵 氏
2015年10代目「哲蔵」襲名(戸籍も変えての襲名)




はじめにご案内いただいたのは敷地内の神社




お酒の神さま…「松尾大社御分祠」







いよいよ安積蒸溜所へ
創業250年の歴史を持つ東北最古の蒸溜所です


印象的な素敵なデザイン…





丁寧なご説明によるご案内をいただきました…


モットーは「日常に寄り添い人を幸せにする酒づくり」

笹の川酒造は1765年創業の老舗酒蔵です。
清酒のほか、東北最古の地ウイスキー蒸留所を設立。
当時の社名「山桜」に由来する「チェリーウイスキー」で
80年代の地ウイスキーブームを牽引しました。
その後需要の低迷に伴いウイスキー製造を休止(1989年)

創業250周年を期に再始動(2016年)
三宅製作所のポットスティルを使用し、弱火蒸留で時間をかけ仕上げています(1日1樽)

「ワールド・ウイスキー・アワード2022」では
ブレンデッドモルトウイスキー部門で世界最高賞を受賞
山桜 ブレンデッドモルト ジャパニーズウイスキー
シェリーウッドリザーブ 安積






工場に入ると…甘い香りがたちこめていました

入り口で履き物にカバーをつけました…





いよいよ工程見学…
先にネットよりお借りした画像を転載いたします








発芽した麦を乾燥させて麦芽を作り粉砕





イギリス クリスプ社の麦芽(モルト)

イーストはデンマークのものを使用










粉砕機・ミル
一度の粉砕(400kg)にかける時間はおよそ3時間





糖化槽・マッシュタン…こちらも三宅製作所製だそうです
麦芽の搾りかす(ドラフ)排出中です



・・・一部撮影禁止の工程があり次の行程へ









蒸留器ポットスティル…三宅製作所製


高さがなく、アームが短く傾斜がそれほどないので、力強いストレートな原酒が出来るそうです。

蒸留釜の形と大きさ、蒸留方法・加熱方式で様々なタイプの出来上がりになるそう…

2019.12再稼働後初のシングルモルト「安積The First」発売


まあるいスピリット・セーフが見えます↓







オールブロンズ製のポットスティルに入れ替え再始動(2016年)
2機あり、手作りで8ヵ月かかった(うち銅の材料調達に3ヵ月)

銅製手作りということ、またウイスキーは3年寝かせる期間もあり資金の面でも大変であった。
初めは初溜器(2,000リッター)で蒸留。アルコール濃度は20%に。
次に隣の再溜器(1,000リッター)で蒸留。
最初と最後は使わずに良い所だけバーボン樽に入れ63.5%に調整
(これがこの蔵にとって最適とのこと)
1日に200リッターくらいの原酒(ハート)ができる。(一樽)

それから最低3年熟成。長いものは10年、20年…。

よい香りが漂っていました…

現在は450丁(最大600丁)












樽は…ヘブンヒル社バーボン樽、ゴールドラム樽、ミズナラ樽、
山桜樽、栗の樽、シェリー樽などなど…

(ゴールドラム…樽で3年未満熟成した薄い褐色のラム)
(ミズナラ樽…香木の華やかな香り。国産。とても貴重)



イチローズ・モルト(肥土伊知郎 氏)
東亜酒造のモルト原酒が破棄されるという危機に
樽の保管を申し出たのが笹の川酒造。

現在は…
第一貯蔵庫の中央奥に記念樽が一樽大切に保存とのこと↓

ご参照ください↑



















SHOPへご案内いただきました







右手に 「シングルモルトウイスキー 安積 YOIYO edition」



ウイスキーチョコレート 「YOIYO 安積」
美味しそう!!真っ先にとびつきました↑



左から…「天のつぶ 大吟醸」/「天のつぶ 昔仕立純米酒」
右手に…「特別純米酒 山桜」


左から…「福乃香 純米吟醸 ふ」/「福島一辛口 いち」
「福島一辛口 いち」は笹の川酒造さまイチオシ。ロックで!
是非ご覧ください






左から…
「ブレンデッドウイスキー 山桜 プレシャス」
「ブレンデッドウイスキー山桜 黒ラベル」
こちらにやられました↑推しです。購入しました。(左)




「ワールドブレンデッドウイスキー 安積蒸留所&4」
おすすめのすっきりとした味わい「安積&4 (アンドフォー)」
女性にも好評なウイスキーだそうです。




















「旅酒新聞」…知らなかった…知らない世界…








酒旅コーナー…右手奥は会津木綿の小物入れ


Oh!!…

御朱印帳ならぬ…御印帳!!





左から…
「チェリーウイスキー」←大きさよ!!
「ブレンデッドウイスキーチェリーEX」←良く知られた銘柄と
「ブレンデッドウイスキー 安積野」




素晴らしい機会…試飲コーナー…美味し…

推しを撮りました…




樽テーブル…雰囲気があります



時を刻み終えた…アンティーク時計






最後にご案内下さいました…

(こちらは現在構想中のお部屋…)


















郡山への旅…
出会う方…皆さま懐が深く…

12年前からのはかり知れない苦難…
などなど…思いうかび…

自分の日々を重ねる精一杯との別次元をおもい…
いたたまれなくなりました…





このあと仙台に向けての帰路…

久しぶりの新幹線にときめく
拙い画像でさようなら…