私は、2019年の9月末から
標準治療を受け始めたのですが
その頃は、今以上に
自力で動く事が出来なくて
いきなり24時間・介助が必要になり
仕事をしながら
母やニコ、母の知人が
代わる代わる傍に居てくれました
けれど、いつまで
動けなくて、いつまで
私は、24時間介助が必要な
状態が続くのか…?
母子家庭の私の家は
母が働かない訳にもいかない
……
そんな中、看護師さんに
勧められたのが
"ホスピスの病院"でした
"いざ、家族で看れないと
なった時の為に
ホスピスを体験しておくと
緊急でも入りやすくなる"
ということもあり
丁度、誰もが家に居続けることが
難しかった
2019年10月末~2泊3日で
ホスピスに短期入院することに
なりました
正直、その頃の私の中で
ホスピス=終末医療=暗い
という先入観があったのと
……
2019年9月末
ホルモン治療を始めると同時に
ヘモグロビン3.6と
(ヘモグロビンの平均は13前後と言われています)
重度の貧血状態で輸血の為に
その時も2泊3日
一般病院に入院したのですが
自力でベッドで体勢変えることも
パジャマのシワを伸ばすことも
沈んだ身体を上に上げることさえ
出来なかった私は
その度に看護師さんを
呼ばないといけなくて……
たった数センチ
身体を動かす為だけに
2.3人の看護師さんに来てもらい
介助してもらわないといけない
……
とても気を使い
だから呼ぶのを我慢していたら
身体はどんどん沈んで
痛くて……
もう、ただ病院の天井を見上げて
涙を流すしかなくて。
もう、私は何の為に
生きてるんだろう??
そんなふうに思ってしまうくらい
たった2泊3日の病院生活が
ストレスで
精神的にまいってしまい
家に帰った数日は
"病院"って言葉を聞くだけで
泣き叫び発狂する……
そんな経験をして
ようやく病状も落ち着き始めた頃の
話だったので
正直、行くまでかなり嫌だった
覚えがあります
けれど、動けない私の代わりに
母と姉が、私の地元で
新しく出来て評判も良い
ホスピスに見学に行ってくれて
"全然、終末医療というような
暗い雰囲気じゃなくて
病院も凄く明るいし
看護師さんもとても優しくて
丁寧に対応してくれたよ!
それに、今回入院するのは
今後、どうしても家で介助出来ない日が
あったりした時に
必要になれば行く為だし
そんな、長期入院させるつもりなんて
ないから大丈夫!
それに、今回入院中にお風呂も
入れてくれるらしいよ!
(その頃、もう風呂場には行けずに毎日清拭をしてもらっていて
まだ暑い日もあったので、身体が気持ち悪いと
よく嘆いていました)
だから、そんな恐れずに
お風呂入院ぐらいの気分で
試してみたら?"
と、言う説得もあり
実際、誰も介助できないのなら
行くしかないというのもあり
2019年10月末
私は、初めてのホスピス体験を
しました
初めて病院に行って
"確かに、とても綺麗で明るい病院!"
そう、思いました
何より、私が入院する前から
私が必要な物とかを
細かく聞いてくれて
気遣ってくれる看護師さんや
とても優しい雰囲気の
おじいちゃん医師の方も
とても温かくて……
確かに、思ってたイメージと違う!
それが、私の正直な感想でした
この時、ブログを始めてもいないし
する予定も無かったけど……
何となく、この経験が
誰かの参考になるかも…。
と思い、撮っていた動画があります
↓↓↓
音楽: Outside
ミュージシャン: @iksonofficial
短いですが、廊下も明るく
皆の共用広場みたいなスペースに
キッチンも付いていて
そこで、家族で料理して
一緒に食事とかも出来るように
なっていました
もし、自分で動き回れるなら
確かに快適な所だ!
と、思ったのを覚えています笑
動画最後の屋上には
気分転換にと、看護師さんが
車椅子を押して
連れて行ってくれました
この病院は、ほとんど個室で
私の部屋も個室でした
動けない私は
ほとんどテレビを見て過ごしました
介助を手伝ってくれていた
母の知人が
この短い入院中にも関わらず
こうして顔を見に来てくれたりも
しました{イヤシー♡
そして、久々の入浴は
まだ大きく、出血もしていた
腫瘍をカバーしたりと……
大変だったのですが
最初から最後まで
私の身体が負担にならないよう
細心の注意をはらってくれ
足先から頭の先まで
洗い、お湯で流し、最後は入浴!
久々にスッキリして
何とも言えない至福のひと時でした!
この時、まだ痛みや身体のしんどさで
寝れない事が多かったのですが
何度も看護師さんが見に来てくれて
痛み止めを飲んだりして
何とか寝ることが出来ました
そんな、ホスピスの体験をして
私なりに良かった点と
悪かった点をまとめてみました!↓↓↓
(※あくまで、私個人の見解と、病院により違いは
あると思うので、参考程度にしてもらえれば幸いです)
良かった点
■一般病院に比べ、看護師さんが患者さん
一人一人に対応できるような……
時間に余裕があるように感じました。
なので、以前の一般病院の入院に比べ、気を使わずに助けを求めやすかったです。
それでも、私は他の方に比べ
助けを求めなさすぎるように見えたみたいで
「ミミポポさん自分で頑張らないで、もっと頼ってね!何かもっとできる事はない?何でも言ってね」
と、何度も言われました。笑
それぐらい患者さん一人一人に対応できる状態だと
感じて、私もお願いしやすくて良かったです
■入浴介助の設備が整っていて、私みたいに動けない人でも満足のいく入浴が出来た。
■雰囲気が、ゆったりとして
慌ただしい様子もなくのんびりと過ごす事が出来た
■基本、私はどこの病院でも看護師さんは
いつも優しく丁寧で親しみがあると感じるのですが
ホスピスという特性上なのか
皆、心や時間に余裕があるように感じ
接するこちらの気持ちも穏やかにいれた
悪かった点
■ご飯の量が少なく、美味しくなかった
(今となっては写真撮っとけば良かった!と悔やみます笑)
■以前より、身体をずらしたり
時間に余裕のあるという看護師さんにも
お願いしやすかったのですが……
それでも、自力で動けない私は
1回1回ナースコールをしなければいけなくて
やはり何かとストレスはありました
■家と違い、一日中ベッドの上で更に動かないので
たった2泊3日でも筋力低下を感じました
どちらかというと
良い点より、悪い点の方が少なく
全体的に悪くなかったのですが
……
やはり、自宅が1番です!!笑
これには、どれだけ
病院の看護師さんが優しくて
過ごしやすい環境でも
家族がいつも近くにいて
住み慣れた家でとは
比べものにもなりません!
やっぱり病院に居ると
"私は病人"という感覚が強くなり
治るのも治らない!
私は、そんな風に感じてしまいます
この時の私の正直な感想は
"一般病院よりホスピスの方が
居心地は良いけれど
2泊3日が限界!!"
そして、出来るならもう入院は
したくない。。
その後、どうしても忙しい年末に
同じように2泊3日で
ホスピスに入院しましたが……
幸い、それ以降は
自宅でゆっくりと過ごせていて
身体もどんどん回復しています!
でも、結果としてホスピスは
私にとっていい意味で
イメージとは違っていました!
この時の看護師さんに
また会いたいなと思っても
また会う=病状改善してない
という事になるので…笑
こればっかりは複雑だと
素敵な医療従事者の方に会う度に
思う事です笑笑
"主は ご自分の羽であなたをおおい
あなたは その翼の下に身を避ける。
主の真実は大盾 また砦。
あなたは恐れない。
夜襲の恐怖も 昼に飛び来る矢も。
暗闇に忍び寄る疫病も
真昼に荒らす滅びをも。
千人が あなたの傍らに
万人が あなたの右に倒れても
それはあなたには 近づかない。
あなたはただ それを目にし
悪者への報いを見るだけである。"
詩篇 91:4-8
mimipopo