乳がん告知され8年間
半年前、余命宣告されて
標準治療をするまで
今まで私は免疫治療を中心に
治療を行ってきました



その理由や私のそれまでの考えは
散々このブログで
話して来たので……
ここでは、詳しく話しませんが
私が免疫治療から
標準治療を受け入れた時に
感じた想いがあって……。
その想いを、昨日何故か
ふと、思い出しました
笑

私のように免疫治療をずっとしてきて
標準治療もするようになる。
という人は、、
そんな多くもないと思うので
何かの、誰かの参考にでもなれば……
と思いお話しします



私が、標準治療を受ける
きっかけとなったのが
2019年7月くらい……

毎日、大量出血を繰り返し
身体中の痛みで
もう、どう頑張っても
歩けなくなった頃……
(この時既に全身骨転移で溶けたりヒビが入ったりしていた
のですが、分からずに必死に動こうとしていました
笑)

家の中を1人で歩く事もできず
誰かに支えられても
身体中の激痛で、家の段差さえも
足が上がらない……
なので、1歩足を踏み出す度に
激痛で顔を歪めて
泣き叫んでいました
もう、お風呂場にも行けずに
髪の毛も10日くらい洗えてなくて
もう、精神的にも
限界に来ていた頃……
母の、知り合いの紹介で
訪問看護の看護師さんに
来て貰うことになりました。
初めて、看護師さんに会う時
"今まで標準治療を受けて来なかったから"
みたいな感じで……
ほら見ろ。みたいな風に
思われるんだろうなぁ



と、責められる事を
それなりに覚悟していました
でも、初めて私と会った時の
看護師さんの言葉は
"今まで、よく1人で頑張ってきたね。
これからは私たちにも
手伝わせてくれたら嬉しい。"
という……
責めるどころか
今までの、私を労ってくれるような……
そんな温かい言葉でした



この時の私は
その温かい言葉で心癒されは
したものの……
"1人で頑張ってきた"
という言葉が、当時は
よく分かってなかったなぁー
と、昨日思い出しました



でも、今となっては分かります

と、いうのも……
免疫治療で自分で治す!
と、決めた8年前から
私は、基本誰にも頼らずに
ガンと向き合っていたように思います



例えば、腫瘍が皮膚から飛び出す時
激痛で朝方まで寝れない時も
母にも、事後報告で
痛い時は、ただ1人で泣いて
その痛みが無くなるまで
うずくまって耐えていたし
夜中、大出血して
ベッドが血だらけになって
目が覚めても
起こして良いよと言ってくれる
母を起こしても
ただ、迷惑かけるだけだと思い
起こすことはせずに……
今思えば、それでも辛かったのか…
1人で泣きながら
夜中に止血をして
血だらけになったベッドを
片付けて寝ていました
大量出血を常にしていた時も
母と二人暮しで
母は仕事で、私は基本
バイトが終わると夜まで1人だったので
どれだけ日中に出血して
自分の周りが血だらけで
何時間も出血が止まらなくても
……
本当に限界で
倒れて、救急車呼ぶに至らない限りは
母に助けを求めることなく
1人で何とか対処してきました
でも、この時は
これが私にとっては当たり前の事で
"私は、1人で頑張っている"
そんな事、思いもしていませんでした



でも、この後
標準治療を受けるようになって
看護師さんが毎日来てくれたり
……
血が無さすぎて
輸血で入院する事になって
今まで、出血したら
自分で何とかするしかない。
と思っていたけれど
お医者さんが、共に解決策を
考えてくれたり……
血がないと命に直結するから
血を失う事を恐れる私に
"血が無くなったら
また輸血できるから大丈夫!
だから、血が出る事を恐れるよりも
ガンさえ落ち着けば
出血も無くなるから
ガンを無くすことを考えよう!"
と、言ってくれる言葉は
どこか頼もしくさえ思いました



今は、何か体調の変化があった時
一緒に対処法を考えてくれたり
何とかしようと
頑張ってくれる人が
私の周りには沢山います

こうなって初めて
以前の私は、本当に1人で
頑張りすぎていたのかもしれない……
そう思えるようになりました



確かに、自分で治す!
という、自分の命に責任をもつ
覚悟は必要だと
今でも思います



でも、全て自分で負ってしまうのは
強いようで弱い。
そう思います



私が全部自分で負って
頑張っていた時
確かに私自身は強いかもしれないけど
……
その代わり、私1人だから
私が折れたら
もうそこで終わり。
そんな感じでした



でも、今は違って。。
確かに自分の身体に責任を持つのは
私が1番に、するべき事だけど
私の周りには
私と同じように私の体を
助けて、支えて考えてくれる人が
たくさん居ます

だから、今は私が折れそうになっても
それを止めてくれたり
いざとなったら頼れる人が
たくさん居ます!

こんな風に、
周りに頼れるようになった私は
以前より弱くも見えるけど
……
実は、今の私の方が何倍も強い!
そう思います!



1人の力より、たくさんの力を
分け合いながら、合わせた方が
絶対に強いです!

だから、、
自分1人で頑張りすぎず

だからって
誰かに自分の命を、あずけたりせずに
……
ほどほどに頑張る

これが心地よいし
何よりもガンに負ける気がしない


ふと、昨日そんな事を
思いました



今まで、免疫治療を選んできたには
それなりの理由があり
私なりに、逃げてるのでなく
むしろ、自分の病に立ち向かおうと
必死だった。という想いと
お医者さんを頼りきれない。
……そんな想いがあったのも
事実です



でも、だからって
何でも自分1人で何とかする。
これも危険だと
今となっては思います

お医者さんに全部任せれないからって
頼らない。じゃなくて
……
そもそもお医者さんに
全部任せよう。というそんな
他人任せな想いは捨てて
お医者さんや看護師さんに
頼れるところは頼る!
その道のプロなのは確かだから



でも、自分の命に責任をもつのは
あくまでも私



私は、こう考えれるまでに
8年もかかりましたが
……笑

それでも、その8年は
無駄じゃなかった。
そう、過去の私も全て受け止めて
前を向いて歩いていこう。
ようやく、そんなふうに思える
今の私がいます



1人で頑張るのが当たり前だと思っていました
)
