しょっちゅうランニングの練習に行っているので、
学校自体は別に懐かしくなかったけれど、
運動会の雰囲気は懐かしかった。
準備に走り回っておられる先生方を見ると、
何だか座ってみていることに罪悪感さえ覚えた。
早く手伝わなきゃ・・・みたいな。
妙なところで
「そうだ、自分はもう先生じゃないんだ」ということを
しみじみと実感した。

いつもランニングの練習をしている子どもたちが
がんばって組体操をしていた。
一生懸命に取り組んでいる姿が素敵だった。
でも
「お客さん」になってしまった自分を再発見して
何とも言えない気持ちだった。
私は
こういう行事の出し物を考えたり工夫したりすることが
とても好きだった。
そして、
子どもたちと一緒に創り上げていくことが
大好きだった。
塾の先生をしていると、
残念ながらそういうことはできない。
ランニングの練習に関わらせてもらっているだけでも
異例のことだろう。
次には学芸会もある。
6年生は音楽だ。
これまた私の大好きな分野である。
もちろん見に行くと思うけれど、
きっと今年は
「感動」よりも「寂寥感」のほうが勝るんだろうな。