そんなことはすっかり忘れていました。
昨日は、病気後初めてのフルマラソン参加でした。
会場は大阪、長居公園周回コース。
一周約2.8キロのコースを、15周まわります。
制限時間は6時間。

さあ、走るぞ!!!
ボランティアの皆さんがたいへん温かく
感動した大会でもありました。
あの寒い中、6時間もたち続けて声援を送ってくださっているのです。
参加者はハーフの部と合わせて1000人くらいかな。
フルの部は少ないです。
同じ所をぐるぐる周るなんて、みんないやかもしれんな。
でも、左半身に感覚麻痺と、違和感が残る私にとっては
「いつでもやめられる」というのは、まことにありがたい大会でした。
トイレも十分ありますし、一周ごとに給水したり捕食したりできます。
ろくに練習もできていなかったので、
不安いっぱいでしたが、とりあえず参加。
走りだして20キロくらいまでは結構いい調子でした。
そのあとはだんだん疲れてきました。
自分で、意外だったことは、
なんと「気持ち」がぷっつり途切れてしまったことです。
30キロ前から「気力」が萎えました。
理由はよくわからないです。
しばらく長い距離をはしる練習をしていなかったので、
集中力が続かなかったのかもしれません。
そんななか、足の調子はどんどん悪くなりました。
ストレッチをしてみたり、体操をしてみたりしました。
自分を励ましながら、ジョグもしてみましたが、あかん。
右足が攣りそうになりました。
動きの悪い左足をかばっていたからかもしれません。
吐き気もするし、手は疼くし、寒気もするしで、もうすぐにやめて
お風呂に入りたかった。
いやいや無理やり2周進みました。
6キロもないのに、なんと1時間以上かかってしまいました。
歩いたほうが速いやん。
頭の中にはなんども、「もうやめたら」というささやきが聴こえました。
「いいやん、病気してたんやから」
「30キロ以上走ってるんやから、上等やで」
後遺症に負けないように、
新しい一歩を踏み出すために
参加を決意した大会にも関わらず
こんな有様では恥ずかしいね。
幸い、ゆっくりジョグをしているうちに、右足の状態がよくなってきました。
それに、「残り3周」となって勇気がわいてきました。
思い出してみれば、いつのマラソンでも
25キロを過ぎたあたりから35キロあたりまでが
自分にとっては「魔の区間」なのでした。
ほかの皆さんは「35キロからがしんどい」とおっしゃるけれど、
私の場合は、多分今回のように、
気持ちが切れるんだと思います。
それからの3周は徐々に足も動くようになり、
どうやら無事にゴールすることができました。
タイムはこれまでで一番遅い「5時間2分」
それでも、これこそ「病気後初マラソン」ということで、
決してがっかりすることはないと思いました。
よくがんばったよ。


ふうーっ 終わった。。。
ちなみに帰りは左足がほとんど動かせなくなり
友達の前では何とか歩いていたけれど
一人になったらもうだめでした。(((( ;°Д°))))
電車の乗り換えのしんどかったこと。
そして駅から家までが遠かったこと。
帰ってお風呂に入って
サプリをのんだり、マッサージをしたり。。
夕食の支度は「無理」とわがままをいって
夫にお寿司を買ってきてもらい
食べ終わったらさっさと寝ました。
夜、あまりの足の痛さに目が覚めたけれど、
朝起きてみたらおかげさんで大丈夫。
昨夜とは大違いで、そこそこ動ける体に戻っていました。
もちろんまだ足は痛いけど。
ふう。σ(^_^;)