先週の木曜日から、昨日までの一週間、娘が入院していました。

先月から中耳炎(鼻風邪からの)で耳鼻科に通っていて、

先週の火曜日に、鼻水と咳はまだありましたが、

やっと「良くなりましたよ~」と言ってもらえました。

ところがその晩、39℃台の高熱が出て、

そのまま…朝も昼も下がらず、38℃台後半のまま。

おかしいな。

そう思い、木曜日に近所の小児科を受診。


色々流行ってるみたいで、病院は激混み。

一時間半から二時間かかるとのことで、

受付を済ませて一度帰宅。

一時間半後に出直しましたが、診て頂けたのはもう夕方。

症状をお話しすると、ウイルス検査をして下さいました。


RSウィルス陽性。肺炎になってしまっていました。

入院出来る病院でしっかり診てもらった方がいい、との事で、

当番医を紹介して頂き、そのままタクシーで向かいました。

三年前に私が癌の摘出手術を受け、

去年娘を出産した病院。

この病院とは、よくよく縁があるらしい。




やはり肺炎になってしまっていました。

右の肺に二箇所の炎症。

即入院になりました。




面会時間は11時から21時。

入院中は、毎日面会に行きました。

仕事が休みの日には面会可能時間ずっと、

仕事の日には、夕方から最後まで。

点滴をされたり、何回も鼻水の吸引をされたり、

とにかく全てが恐怖でしかない娘は、

看護師さんが部屋に入って来るだけで大泣き。

隣のベッドの子のところに行ったのに、大泣き。

そんな状態なので、夜は娘が完全に寝たのを確認して、

病室を後にするようにしていました。


可哀想だし、心配だし、

とにかく不安だったけれど、

夜間に容体が悪化したりした事を考えると、

病院の方が絶対に安心です。

そう自分に言い聞かせて一週間過ごしました。




入院初日から、3食のご飯をぺロりと食べていた娘。

みるみる良くなっていきました。

主人が帰る時や、私がお手洗いに立ったりすると大泣きしますが、

日ごとに慣れて、同室の子の面会に来た親御さん達に愛想を振りまいたり、

ヘルパーさん達(鼻水吸引などの嫌なことをしない)に「抱っこ抱っこ」とせがんでみたり。

私がいない日中の様子を聞いてみると、

思いのほか、泣きっぱなしではないということが判明。

ホッとしました。




娘のいない一週間は、家の中がしーんとして、

夜寝る時も、隣にいない事がとても淋しくて。

主人も「淋しいなぁ。」とか、

「可哀想だから、もう連れて帰ってこよう」なんて言っていました。




RSウィルスは、気管支や肺にとり付くウィルスで、

一度で免疫が出来ないので、繰り返し感染するそうです。

ただ、少しずつ免疫を獲得していくので、

小学生以上の子供や大人は、鼻風邪程度の症状で済むことが多い。

年齢、月齢が低い子供ほど、重症化し易いとのこと。

なので、鼻風邪と思い込んだ大人が子供にうつしてしまう事があると言う事。

同室に、生後一ヶ月の赤ちゃんもいました。

RSウィルスは、母体免疫すら効かないんだそうです。




退院した昨日は、娘を間に挟んで、家族三人ぴったりくっついて眠りました。

今回は、私のジャッジが遅かったと、本当に悔やんでいます。

こうして家族そろって健康で暮らせる幸せ。

基本中の基本。

家族の日々の様子をしっかり観察して、健康を守っていかなくては、とつくづく染みました。