以前ご紹介した、「1食100円 病気にならない食事」という本。

幕内秀夫 著 (講談社)
この本の著者、幕内秀夫さんの本を、
最近ひたすら読んでいます。
本当に、目からうろこです!
「平均寿命」って、どうやって出しているか知ってますか?
私は全然知りませんでした。
平均寿命は、0歳から、各年齢の亡くなった方の数を調べ、
そこから計算されているのですって。
日本の女性の平均寿命は80歳を超えていますが、
それは、"今生きていらっしゃるお年寄りの方々が"元気なだけで、
現在オギャーと生まれた赤ちゃん達が、
現在の若者達が、
"ここまで生きられる"保証になるものでは決してないのです!
はぁ・・・
大丈夫か?私。
これはあくまで、私が幕内さんの本を何冊か読み、
"私が"感じた事ですので、
聞き(読み?)流して頂いていいですし、
もし、興味が湧いたなら、読んでみることをお勧めしたい本達ではあります。
- なぜ「粗食」が体にいいのか―「食生活」ここだけは変えなさい! (知的生きかた文庫)/帯津 良一
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- 体によい食事 ダメな食事―おいしい!安心!元気!粗食健康法 (知的生きかた文庫)/幕内 秀夫
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戦後、みるみるうちに、日本の食糧事情は良くなりました。
スタミナがつくとされるような、
お腹も胸もいっぱいになる食事を摂ったからと言って、
鎌や鍬を手に、一日中農作業をこなす自信、
私にはありません。
ですが、今のお年寄りの皆さんは、
ご飯にお味噌汁、季節の野菜。自分の土地で採れる物。
この食事で、機械などなかった時代の農作業をこなしていらっしゃったのです。
アレルギーなんてありませんでした。
生活習慣病と言われるような病気もありませんでした。
これって、何だろう?何故だろう?
この事を問いかけ、また、疑問に答えて下さる本です。
私は今まで、
「一日何品目食べましょう」とか、
「緑黄色野菜を沢山食べましょう」とか、
毎日毎食、出来る出来ないは別にして、
"これぞ正しい食事"と思ってきました。
でも、これらの本で紹介されている、世界の色々な民族の食生活・食文化!
ものすごく納得出来て、腑に落ちて、
考え方がかわりました。
氷の世界に住むイヌイットの人々。
米はもちろん、野菜や植物が採れるわけなんてない。
彼らは、たまに獲れるアザラシを頭から内臓も全部、
"まるごと食べる"ことで生きている。
そして、"健康で"。
日本にだって、交通網が発達する前、過疎だった村では、
流通がないから、肉も魚も手に入らなかった。
米と味噌汁、そしてその土地で採れる野菜。
それで、その村は有名な長寿村だった。
現在その村では、お年寄りは元気で、若者には病気の人が増えているそう。
このお年寄り達がいなくなったら、もう長寿村ではなくると言われている。
「バランスの良い食事」って何だろう?
考えるきっかけになった。
幕内秀夫さんは、「FOODは風土」とおっしゃっている。
その土地土地によって気候が違い、暮らしぶりも違う。
世界の中でも、四季がはっきりしている日本には、
日本にふさわしい、合った食文化がある。
一年中常夏の国や、氷に囲まれた国と同じでいいわけはない。
「身土不二」
身と土地は、二つにあらず。
そして、こうもおっしゃっている。
「現代、"○○が身体に良い"などという情報が氾濫しているが、
それらを"試し"始めてどれくらい経っているのか。
日本は弥生時代から稲作を始め、米を主食として生きてきた。
アレルギーや生活習慣病などなく、元気に生きてきた。
この歴史は、"人体実験"として充分な年月であろう。」
もう、言葉がない。
先日ブログに書いた、父方の祖母、
そして、現在93歳で健在の母方の祖母を見ていて、
更に納得いってしまったのである。
元気に大事に生きていくため、
私はこれから"食"について考え、改めていきたいと思っている。
まぁ、こんな人なもんですから、
「やれることから、やれる時に」
なんだけれども。