あんにょん🎵
昨年末に、少し離れた街にある大きな書店さんで見つけたこの本。
『まってる』
横長の面白い形のこの本は フランスのものです。
このタイトルだけで思わず買ってしまった本です。
地上1・2階、地下1階、3フロアというだだっ広さの本屋の中でこの本が目に留まったのは、
たぶん、今この時期だったからかも...
デヴィッド カリ 著
イラスト
そして 訳は 小山 薫堂さん。(映画「おくりびと」の脚本を書いた方)
2006年出版なんですが、「今でも人気あるんですよ」と書店員さんのお言葉。
この本は ひとりの男の子の成長を シンプルなイラストと、薫堂さんの言葉で丁寧に綴られています。
モノクロのイラストですが、ただひとつ、赤い毛糸が色彩で、この赤い糸が人と人とを結び付けています。
人生のさまざまな場面での 「 まってる 」が、 よく画けていると思います。
元は、フランスの本で世界各国の言葉で訳されているというので、
韓国語訳もあるとは知っていましたが、手にすることはないかなと思っていました。
先日、届きました。
丁寧にリボンをかけてくれて、プレゼントをもらったような気分になりました。
こちらのショップで購入しました。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/niyantarose/
「このお店のコンセプト」にとても共感したので、ここで買いました。
店主の思いのこもったお手紙も同封されていました。
韓国語絵本が好きで、韓国語学習者さんを応援したいっていう、その心意気のようなものを感じました。
日本語版と韓国語版では、読んだ印象が少し違うような気がします。
生まれてから死ぬまで、ずっとなにかを待っている。
待つものの多い人生がどんなにあたたかいものかを感じさせてくれる絵本です。
今この年齢のわたしが読むのと、10年後のわたしが読むのとでは、気持ちが入り込むページはきっと変わっているのかもしれません。
大切にしたい一冊です。