
大阪港の空クルラボに行ったとき、e METRO MOBILITY TOWNの無料入場券をいただきました。せっかくなので森之宮まで足を延ばしてきました。ここは大阪メトロが臨時に作ったテーマパークで、森ノ宮駅から少し歩いた先にあります。
空飛ぶクルマを間近で
私のお目当ては、やっぱり空飛ぶクルマ。
ここではドローン型の機体が展示されていて、VRシミュレーション体験もできます。ただこちらは少しお高め。ただ、ちょっとしたグッズを買っただけでも格納庫に入れて、機体を間近で見学することができます。
格納庫にはミャクミャク色と黒の2機が並び、どちらも迫力満点。驚いたのは、各プロペラに個別のバッテリーが載っていたこと。重量は増しそうですが、電源を分散させる設計のほうが安全面では理にかなっているのかもしれません。
コックピットは搭乗者の体が外気にさらされるスタイル。晴天向けの乗り物という印象です。一人乗りのため、商用でお客さんを乗せるというよりは個人所有による利用を想定しているのかな、と感じました。
EVカート
子どもが楽しみにしていたのはEVカート(ゴーカート)。
身長105㎝以上あれば体験可能で、料金は2,200円ほど。前日までにeメトロアプリで予約すると少し割引があるそうです。運転方法の説明を受けたあとに走行開始。思った以上にスピードが出て、とても楽しかった様子でした。
メトロの歴史と未来を映像で
このほか、大阪メトロの過去から未来までを映像で見せてくれる「バーチャル時空ツアー①・②」があり、いずれも実車の車両内で上映されます。
①は、都市への人口集中とともに地下鉄が誕生・発展してきた歴史。②は、空飛ぶクルマが日常の景色に溶け込む近未来が描かれていました。
ただ、未来のシーンは人が少なく、全体にゆったりした都市の描写で、私は現実味に欠ける印象を受けました。「その未来の大阪には何人が暮らし、1日にどれだけの輸送を想定しているのか?」という素朴な疑問も残ります。今のところはまだ“夢物語”に近いのでは、と感じています。
地下鉄シミュレーターは予約推奨
ひそかに楽しみにしていたのは地下鉄の運転シミュレーター。ところが残念ながら満員で体験できず…。こちらもeメトロのアプリで前日までに予約ができます。予約しておけばよかったと残念です。
フードトラックでおやつタイム
敷地内にはフードトラックも来ていて、軽食やドリンクを販売。
私たちは午後から行ったので、おやつに「御堂筋をイメージしたゼリーソーダ(ベリー味)」を選びました。シュワシュワのソーダ感がよかったです。
自動運転バス
場内では自動運転バスにも乗車できます。
万博会場の自動運転バスは全員着席で定員管理がとても厳格でしたが、こちらは立ち乗車も可で少し驚きました。
信号の切り替わりまでの残り時間が分かったり、進路上の障害物を検知して自動で減速・回避したりと、万博では体験できなかった要素があって面白かったです。
この信号待ち時間の可視化はすごくいいですね。すべての車と信号機に普及してほしい、と思いました。
e METRO MOBILITY TOWNの閉幕は10月19日です。
今は閉幕前の割引キャンペーンも行われているようなので、気になる方は訪れてみてはいかがでしょう?