
地図で遊べる「どこでも大屋根リング」
最近話題になっている「どこでも大屋根リング」というサイト、ご存じですか?
地図上で万博の大屋根リングを自由に動かして、ほかの場所と大きさを比べられるんです。これがなかなか面白くて、夢中で遊んでしまいました。
「リングってこんなに大きいのか!」と実感できるし、今の万博会場を別の場所に重ねて想像するのも楽しいですよ。
サザエさんを見て気になった
先日テレビで「サザエさん」の万博回を見ました。1970年の大阪万博を描いたエピソードで、タラちゃんが迷子になってばかり。きっと当時の会場でも本当に迷子が多かったんだろうな、と妙に納得してしまいました。それでふと「前の万博の会場ってどれくらい広かったんだろう?」と気になったんです。
実際にリングを移動させてみると、1970年の会場には今回の夢洲の会場がリング4つくらい入りそうなスケール感。数字で「330ヘクタール vs 155ヘクタール」と聞くよりも、目で見て重ねてみると一瞬で違いがわかります。
確かに万博記念公園は広い
実際に万博記念公園を歩いたことがある方ならきっと共感していただけると思うのですが、本当に広いんです。私も行くたびに「えっ、まだ歩くの?」とびっくり。だからこそ、当時の入場者数がけた違いに多かったのも納得です。
大きすぎる会場は移動が大変ではあるけれど、そのスケール感自体が「万博を歩く楽しさ」になっていたんじゃないかなぁと思います。
今の万博はコンパクト、でも並べない?
一方で、2025年の大阪・関西万博はコンパクトにまとまっています。次のパビリオンがすぐ目に入るので、効率よく回れるのはいいところ。
ただ、その分「待機列のスペースがない」という課題もあります。実際、並ばせてもらえずに整理券や抽選だけで入場が決まってしまい、残念な思いをして帰る人も少なくありません。
1970年は「広いから列を作れた」、2025年は「狭いから列を作れない」。面積の違いが、体験の差にもつながっているのではないのかな?と思います。
「どこでも大屋根リング」で遊んでみると、数字だけでは伝わらない万博の“広さの感覚”がすごくよくわかりました。1970年の圧倒的なスケールと、2025年のコンパクトな会場設計、それぞれの良さと課題がありそうですね。