
船を思わせるユニークな外観
万博のパビリオンはどこも特徴的ですが、ポルトガルパビリオンも目を引く外観です。建物全体を覆うように張り巡らされたロープ。まるで巨大な帆船を思わせるデザインで、思わず「ぶら下がりたくなる!」と感じる人もいるかもしれません。
夜のライトアップでは、ロープが幻想的に浮かび上がり、昼間とはまた違う雰囲気を楽しめます。
入館はスムーズ、回転も良好
私が訪れたのは夜の時間帯。昼間は行列ができることが多いですが、この時はほとんど並ばず、5分ほどの待ち時間で入館できました。
中の展示は自由に進める形式で、人の流れもスムーズ。気になる展示はじっくり、そうでなければ次へ、と自分のペースで見ることができました。
日本とポルトガルの深い歴史をたどる展示
内部では「日本とポルトガルの交流史」に焦点をあてた展示が広がっていました。万博の中でもここまで両国関係にフォーカスしているのは珍しいかもしれません。
特に印象的だったのは、日本語に定着しているポルトガル語の紹介。
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パン(pão)
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オルガン(órgão)
といった言葉を、それぞれの言語で聞ける展示がありました。戦国時代の南蛮貿易で入ってきたと言われる言葉ですが、発音の近さに驚きました。
海の映像が織りなす感動体験
次のエリアでは大きなスクリーンに広がる「海の映像」が待っていました。
波や海中の生物をとらえた美しい映像は、まさに「海とともにあるポルトガル」の姿を体感させてくれました。
テラスの音楽演奏
夕方の時間帯には、2階テラスで楽器演奏が行われていることがあります。
私も何度か通りがかり、地中海を思わせるような音楽に耳を傾けました。
詳しいジャンルは分からなかったのですが、雰囲気たっぷりで素敵な時間になりました。
ポルトガルパビリオンは、昼間は混雑気味ですが、夜は比較的スムーズに入れるのでおすすめです。歴史や文化を知りたい人にも、幻想的な映像や音楽を楽しみたい人にも満足度の高いパビリオンだと思います。