
中国地方に旅行してきました。お天気にも恵まれて、海あり山あり、おいしいものもたくさん。のんびり楽しく過ごせたのですが……そこでふと感じたのが、「あれ?万博の気配、どこにもない……」ということ。
大阪では、万博の空気を毎日感じますよね。街中にはミャクミャクのポスター、駅の吊り広告、スーパーではミャクミャクパッケージの商品まで。歩いていればミャクミャクのぬいぐるみをカバンにつけている人も見かけます。
それが、旅先ではほぼゼロ。子どもが持っていたミャクミャクのぬいぐるみに、「あ、それなんて名前だっけ?」と声をかけられてしまって……。ちょっと驚きました。
万博って、大阪だけの盛り上がり?
それから、「行きたいけど、混んでるんでしょ?」という声も。
たしかに人気パビリオンには行列ができますが、すべてが長蛇の列というわけではなく、うまく回れば待ち時間の少ないスポットも意外と多いです。実際、「ずっと並んでいただけで何も見られなかった」というケースばかりではないと感じます。
とはいえ、遠方からとなると交通費や宿泊費もかかるし、「混んでる場所にわざわざお金をかけて行きたくない」という気持ちもわかります。
万博が大阪を中心とした“地域のイベント”のようになってしまっているのは、やっぱり少し残念な気がします。行ったら絶対に楽しいのに、それがあまり伝わっていない現状がもったいない。
でも、もう会期は残り2か月半。これから全国的な盛り上がりを作るには、さすがに時間が足りないのかもしれません。そして、今後は会期末に向けてますます混雑することも予想されます。行けば楽しいとは思うけれど、「ぜひ行ってみてください!」と手放しではすすめにくい時期に入ってきたような気もしますね。
市役所前のミャクミャク涅槃像、万博会場西エリアへの移動前に写真をとってきました。別れを惜しむ人が多くてびっくり。