※本記事は2025年7月時点の体験をもとにしています。

万博に行くとき、「どのゲートから入るのが早いのか?」というのは、よく話題になるテーマです。
今回は、新大阪駅を出発地点として、東ゲートと西ゲート、同時出発でどちらが先に入場できるのかを、実際に検証してみました。
▶ 最近の西ゲート入場の記録はこちら
検証ルールとルート
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出発地:大阪メトロ御堂筋線・新大阪駅
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出発時刻:8時10分に「よーいどん!」
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入場予約枠:東西ともに9時枠を事前予約済
それぞれのチームが選んだルートはこちらです。
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東ゲートチーム:御堂筋線で本町 → 中央線に乗り換え → 夢洲駅 → 東ゲートへ
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西ゲートチーム:JRで西九条 → エキスポライナーで桜島駅 → シャトルバスで西ゲートへ
当日の流れ
■ 西ゲートチーム
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8:20 エキスポライナー乗車
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8:43 桜島駅到着
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駅でトイレ休憩を挟む
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8:55 シャトルバスに乗車(9時台のチケットでしたが乗車できました)
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9:10 西ゲート前到着、列に並ぶ
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9:35 ゲート前の屋根下へ移動
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9:41 入場完了!
この時間帯(8時台後半)の桜島駅からのシャトルバスには、今回がはじめての乗車でした。朝の万博は、「1分でも早くゲートに入りたい!」というピリピリした雰囲気が定番ですが、今回の西ゲート入場目標は9時台後半という比較的余裕のあるスケジュール。
そんな時間帯だったからか、桜島駅からバス停までの移動でも、周囲は驚くほど落ち着いた様子でした。競歩のように速足で向かうのが常かと思いきや、みなさん歩くペースもゆったり。さらには、うちの子どもがバスで席を譲ってもらうという場面もありました。
■ 東ゲートチーム
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8:50 夢洲駅到着
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そのまま東ゲートの列に並ぶ
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9:29 ゲート前の屋根下へ移動
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9:35 入場完了!
御堂筋線から中央線への乗換はスムーズでした。中央線では、夢洲駅の改札に近い車両はやや混雑していたものの、少し離れた中ほどの車両は比較的空いており、無理なく乗車できました。
座席には座れませんでしたが、車内は極端に混雑している様子はなく、快適な移動でした。中央線は本数も多く、利用者が多くてもスムーズに流れている印象です。
手荷物検査自体は東ゲートが若干スムーズな印象があります。係員さんもお客さんも練度が高い感じ?
検証結果と考察
項目 | 東ゲート | 西ゲート |
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移動手段 | 地下鉄(本町経由) | JR+シャトルバス |
到着時間 | 8:50(夢洲駅) | 9:10(西ゲート停留所) |
ゲート前屋根下 | 9:29 | 9:35 |
入場時間 | 9:35 | 9:41 |
列待機時間 | 約45分 | 約30分 |
交通費 | 430円 | 590円 |
今回の結果では、入場時間はほぼ誤差の範囲内。東ゲートの方がわずかに早かったですが、西ゲートは並んでいる時間が短く、列の動きもスムーズだった印象です。
特に、西ゲートではP&Rのレーンが狭まる9:20頃以降に列が一気に進む傾向があり、ここを狙うと比較的早く入れる可能性が高そうです。
早く入りたい人はどうする?
「9時ちょうどに入場したい!」という場合は、どちらのルートでも6時台には並び始める覚悟が必要。
ただし、今回のように「9時台に入れればOK」というスタンスなら、多少ゆっくり出ても大きな差はなさそうです。
先週も西ゲートを目指して、7時半にエキスポライナーで桜島に向かいました。ところが、そのときはシャトルバスの待機列が長く、バスに乗るまでにかなりの時間を要し、ゲート入場は9時50分。
今回は50分遅く出たにもかかわらず、10分早く入れたことになります。
「早く桜島に着けば安心」と思いがちですが、必ずしもそうとは限りません。桜島でのシャトルバス待機列が混雑していると、そこで大きく時間を取られてしまい、結果的に入場が遅れるケースもあります。
一方で、バス待ちを避けるためにタクシーで移動するという選択肢もありますが、それにはコストの要素も伴います。
今回のように9時台後半の入場でよければ、むしろ桜島に早く着きすぎないほうが、バス待機列のピークを避けられて快適に進めることも。時間と混雑のバランスをどう取るかがカギになりそうです。
まとめ
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今回は東ゲートが6分早く入場、ただし並んでいた時間は西ゲートの方が短い
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交通費は東ゲートが安い
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9時台後半の入場なら、のんびり目の出発でも問題なし
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早く入りたい人はとにかく早朝から並ぶこと!
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列の当たり外れの差があるので、運も必要