ずっと気になっていた「顔認証決済」。
万博の新しい試みとして注目していたものの、なかなか体験できないまま時間が過ぎてしまいました。

 

というのも、通期パスの顔認証と万博ウォレットの顔認証登録を紐づける部分でつまずいてしまい、登録作業が思った以上に手間取ってしまったんです。説明書のPDFがよく理解できずで…。

 

それでも先月、ようやく顔認証登録を完了し、ついに「顔で支払う」体験ができました!

 

なお、子どもは顔認証登録ができなかったのがちょっと残念。
せっかくなら一緒に体験させたかったのですが、万博ウォレットのアカウント自体が作成できなかったため、顔認証決済も利用できませんでした。

 

 

  顔認証決済、実際に使える場所は限られてる

 

顔認証決済(ミャクペ!)は万博内のすべてのレジで使えるわけではありません。
利用可能なのは「ミャクペ!」に対応している一部の店舗だけです。

 

さらに言うと、ミャクペ!に対応しているお店でも、「顔認証はできません」と断られたことも。それは店員さんが使い方に慣れていなかっただけかもしれませんが、そこは残念ポイントでした。

 

海外パビリオンでは、そもそもミャクペ!が使えない店舗が多いようです。また、交通系ICカードも非対応のケースがあります。海外パビリオンでの支払いはクレジットカードが最も確実な方法といえるかもしれません。

 

 

  顔を近づけるだけで、決済完了!

 

では実際の決済はどうだったかというと――


とにかくスムーズ!
 

専用端末は、見た目はふつうのタッチ決済端末に近く、特別な印象はありませんでした。そこに顔を近づけると、すぐに認証が始まり、決済が完了。
 

 

あまりにあっけなくて、「えっ、もう終わったの?」と拍子抜けするくらいでした。

ちなみに、ミャクペ!のQRコードで支払うと「みゃ~くぺ!」と音声が流れるのが楽しいのですが、顔認証ではそういった音声演出はなかったです(私が体験した限りでは)。

 

 

  「顔で払う」って、やっぱり未来っぽい

 

実際に使ってみて思ったのは、「これ、けっこうクセになるかも」ということ。
財布もスマホも出さずに支払いできるのは、本当に楽! まさに未来の買い物体験という感じでした。

 

将来的には、こういう顔認証があちこちで当たり前になるのかもしれませんね。
「顔貸して」なんて言われて支払いされる時代が来たら、それはそれでちょっと怖いけど(笑)

 

 

  もっと普及してほしい!

 

今回の体験を通じて、「もっと多くの店舗で顔認証決済が使えるようになってほしい」と強く感じました。技術的にはすでに実用段階にあるように思えたので、今後の展開が楽しみです。

 

今回の万博では、世の中を大きく変えるような目玉技術があまり目立っていない印象もあり(あくまで私個人の感想ですが)、この顔認証決済が、万博のレガシーとして広がっていってくれたらうれしいなと思います。