先日の大阪は、まるでバケツをひっくり返したような豪雨。雷鳴もとどろき、街全体がざわついた1日でした。


万博会場も例外ではなく、屋根のない場所に行列を作っているパビリオン(アメリカ館など)では、「そもそも並ばせない」という判断がとられていたようです。静けさの森も、大屋根リングも立ち入りが制限されたとのこと。

 

まさか並べなくなるとは思ってもみなかったので、あらためて公式資料「防災基本計画」を読み返してみました。

 

▶ 防災基本契約(PDF)

https://www.expo2025.or.jp/wp/wp-content/uploads/01_bosaikihon_kaitei.pdf

 

 

 

計画には、雷が近づいた際に想定される影響と対策として、以下のような内容が記されています。

 

 

【影響】

  • 樹木・スピーカー柱・照明柱:落雷により火災や破損の可能性

  • 屋外催事場:多数が集まることで危険性が高まる

  • 人への影響:雷が木やリングに落ちた際、人へ飛び移るリスク

大屋根リングについては、避雷設備を設けており、雷を地中へ逃がす仕組みがとられています。そのため、リング自体が直接被害を受ける可能性は想定されていないということでした。

 

 

【対策】

  • 大屋根リング上や静けさの森からの早めの退避

  • 屋内などの安全な場所への移動

  • 屋外イベントの中止検討

先日の屋外待機を制限する対応は、2番目の対策方針によるものだったようです。

ただ、「とにかく建物の中に入ってください」と言われたとき、実際に全員が避難できるだけの屋内スペースが確保されているのか、少し不安に感じるところです。

 

 

 

これからの季節、特に雷のリスクが高まります。雷注意報が出ている日は、万博会場でも一部施設が運営を見合わせたり、屋外エリアが閉鎖されることがありそうです。

 

訪問前には必ず天気予報を確認して、柔軟な計画を立てておきたいですね。

どうぞ安全第一で!