
万博の3日前予約、ここ最近とても激しくなってきたと感じていたのですが、ついに「これは無理では…?」と思う夜を迎えました。
0時前からの戦い
この日は、来場予定日の東ゲート・西ゲートがともに12時枠まで予約がほぼ埋まっているのを確認し、「これは厳しそうだな」と覚悟を決めました。ゲート予約がこれほど混雑しているのは、開幕日以来かもしれません。
22時過ぎには公式予約サイトを開いて、待機スタート。今回は、予約受付開始の23時前にはすでにアクセス待機が1時間を超えていたように思います。
ブラウザの自動更新をセットし、パソコンの時計を正確な時刻に合わせて、いつでも飛び込めるよう準備を整えました。念のため、スマートフォンからもログインして、態勢を整えました。
0時! 怒涛のエラー
0時ちょうどに更新開始。ですが……ぜんぜん繋がらない!
これは3日前先着予約の名物ではあるものの、これまでなら10分ほどでパビリオンの選択画面まで進めていたのですが、この日はまったくダメでした。「私だけ?」「みんな同じ?」と不安になりながら、ただひたすら更新ボタンをクリック。
メンテナンス中って…え?
たまにチケットが表示されることもありましたが、選択するとまたエラー。特にチケット表示部分で詰まっている印象でした。
よく見ると、エラーコードは複数あって、「これはサーバーの問題なのか、それとも通信のタイミングの問題か」と考えてしまいます。技術的なことはわかりませんが、少なくとも原因は一つではなさそうです。
もうここまで来たら根くらべ。完全に作業モードに切り替えて、ただただ無心で更新し続けるだけでした。2~3秒に1回くらい更新をかけていたので、エラー画面を1000回くらいは見た気がします。
パビリオン検索画面が表示されたのは、開始から約40分後
0時40分ごろ、ようやくチケットを選択でき、その先のパビリオン検索画面へと進めました。そこでも10分ほど待ち時間がありましたが、比較的スムーズに進みました。
この列は、おそらく最初のサイトに入るための長い列とは別で、体感としてはかなり短く感じます。私の前は3000人くらい。いや、それでも十分多いか…。サイトに入る並び列が6万人~とかなので、もう感覚が麻痺してしまいますね。
そして、幸いどうにか予約完了! 狙っていたパビリオンはすでに満席で取れなかったのは残念でしたが、なんとか確保できて、心からホッとしました。
それにしても、結果的に1時間近く画面に張り付いて更新を繰り返していたことになります。これは本当にしんどかったです。もし予約が取れていなかったら、疲労感も相まってかなり落ち込んでいたと思います。
ブラウザ3種で検証してみた結果
今回は、Chrome・Firefox・Edgeの3種類のブラウザを使い、何か違いがあるか確認してみました。チケット選択画面にたどり着くまではFirefoxがやや良かったように感じましたが、その後の処理はどのブラウザでも詰まり気味で、決定的な差は見られませんでした。最終的に予約が成功したのはChromeだったため、個人的には「どれを使っても結果は大差ないかも」という結論になりました。
今回はスマホの反応が一番遅く感じました。ただ、別の日にはPCよりスマホサイトの方が軽く感じることもあったので、いろいろな要素で状況が変わるのかもしれません。
これは今後も続く?エラー地獄に思うこと
このまま来場者が増えたら、3日前予約戦線はますます厳しくなるはずです。エラーの連続はサーバー側の処理能力の問題なのかもしれませんが、少なくとも現状はユーザーにとって過酷すぎます。
予約枠が埋まっているなら諦めもつきますが、「エラーのせいで状況がわからない」からこそ更新し続けてしまうんですよね…。
実際、0時50分でも一部パビリオンには「○(空き)」が残っていました。これは、0時から40分間くらい、みんなが予約できなかった=そもそもパビリオン検索ページに入れていないということなのでは?
深夜に長時間サイトに張り付いて、翌日の体調にまで影響が出るような予約の仕組みは、そろそろ見直してもらいたいと感じます。せっかくの万博なのに、会場に行く前のオンライン手続きでここまで疲弊するのは、本末転倒のように思えてなりません。
現地のパビリオンなら、並んでいればいつかは見られるという安心感がありますが(もちろん並びたくはないけれど)、先着予約では何も得られずに終わってしまうことも結構ありますし、疲労感が半端ないです。
これからさらに混雑が予想される中、誰もが納得できて、気持ちに余裕を持てるような予約の仕組みに改善されていくことを、心から願っています。