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カタールパビリオンに行ってきました。

私の中ではカタール=航空会社のイメージしかなく、ヨーロッパ行きの乗り継ぎで利用する国というイメージしかなかったのですが、今回、認識をあらたにすることができました。

 

 

  カタールってどんな国?

 

カタールは中東・アラビア半島の北東部に位置し、首都はドーハ(ドーハの悲劇ってカタールだったんですね)。

 

石油と天然ガスの輸出で経済発展を遂げた富裕国で、過去には真珠採取や漁業が主要産業だったそうです。小さな国土ながらも、海の恵みと豊かな自然に支えられた歴史があることを今回の展示で知りました。

 

 

  洗練された外観に惹かれる

 

カタールパビリオンの外観は、白い山のようなフォルム。建築家・隈研吾氏が設計したもので、布のような素材と木の骨組みが印象的でした。テントを連想させるような、軽やかで美しいデザインです。

 

 

館内への案内は、15人程度ずつ。この日は20分ほど待って、比較的スムーズに入館できました。

 

 

  砂と海の恵みの展示

 

入り口すぐのところには、カタールの砂漠から運ばれてきた砂が透明なシリンダーに詰められ、波型に並べられて展示されていました。

 

 

その先には、カタールの地理や歴史を紹介する展示が続きます。中東といえば砂漠というイメージが強いのですが、実はカタールが海の恵みを受けて発展してきたことを丁寧に紹介。ジンベエザメの集まる海域や、かつて盛んだった真珠採取について触れられていました。

 

 

  カーテンに包まれた癒しの空間

 

メイン展示エリアは、広々とした一室に長いカーテンが天井から床まで張り巡らされていて、全体が青い海のイメージに包まれていました。そんなカーテンですが、よくみるとパイプラインが刺繍してあったりして、面白いです。

 

 

中央には靴を脱いで座れるスペースがあり、そこではカタールの自然や都市の美しい映像が淡々と流れています。照明も暗めで、静かな空間のなか、ほっとひと息ついてしまいました。まわりの人たちも同じようにリラックスしている様子で、眠っているのかな?と思うくらい、ゆったりとくつろいでいる方も見受けられました。

 

 

 

  お土産と体験コーナー

 

展示を一周すると、最後にはお土産コーナーがあります。ジンベエザメのネックピローがとてもかわいかったです。

 

 

館外ではヘナアートの体験も行われていて、こちらも20分待ちの行列となっていました。

 

 

 

全体として、カタールパビリオンは静かで落ち着いた空間の中で歴史や文化がやさしく紹介されている印象でした。派手な演出こそありませんが、その分ゆったりとした気持ちで過ごすことができ、他のパビリオンとはひと味違う良さを感じました。

 

 
追記:別の日に行ったときは、建物前で楽器演奏が行われていました