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訪問したパビリオンの紹介3つ目です。

 

万博の西ゲートから入場し、大屋根リングをくぐって少し左へ進むと見えてくるのが「ウズベキスタンパビリオン」。地図では青色の「コネクティングゾーン」に位置し、番号は「C18」です。

 

外観は、木材を幾何学的に組み合わせたデザイン。イスラム文化を感じさせながらも、大屋根リングとの調和も美しく、強く印象に残ります。

 

 

説明によると、屋根には大阪近郊で伐採された約280本の日本の杉が使用されています。万博終了後にはウズベキスタンに運ばれ、再利用される予定だそう。見た目の美しさに加えて、環境への配慮やサステナブルな取り組みにも注目ですね。

 

 

  待ち時間と入場までの流れ

 

私が訪れた際の待ち時間は20~30分ほどで、万博の人気パビリオンの中では比較的スムーズに入場できました。

 

ただし、こちらのパビリオンでは一度に体験できる人数が限られる施設があるため、タイミングによってはスムーズに入れるときもあれば、長く待つこともありそうです。

 

 

 

  1階展示と円筒形の映像体験「インキュベーター」

 

パビリオンに入ると、まずは暗めの展示空間に案内されます。ここではウズベキスタンの文化、伝統、科学技術などを表現したオブジェが並びます。

 

しばらく待機した後、グループごとに円筒形の空間「インキュベーター」へ。これはエレベーターのような構造で、パビリオンの中心的展示です。

 

内部では、壁全面に360度の映像が投影され、青いモスクの繊細な装飾や、緑豊かな山岳地帯の風景など、ウズベキスタンの魅力が圧巻の美しさで表現されていました。エレベーターは実際にはゆっくり上昇しているのですが、映像の演出によって横方向に動いているかのような錯覚が生まれ、非常に印象深い体験となりました。

 

 

 

  2階エリアとNFCタグの仕掛け

 

映像体験が終わると、2階のテラスへと案内されます。ここでは杉材がふんだんに使われており、木の温もりとともに、まだほんのりと杉の香りが漂っていました。

 

柱の一部にはNFCタグが設けられており、スマートフォンをかざすことで杉にまつわるストーリーが読み取れる仕組みになっているそうです。ただ、私たちのスマホではいずれも反応せず……。機種や設定との相性かもしれません。もしうまく読み取れた方がいたら、どんな内容が表示されたのか、ぜひ教えていただきたいです。

 

 

 

展示物の数はそれほど多くありませんでしたが、「インキュベーター」による360度映像体験や、伝統と未来が融合した建築、さらに杉材のサステナブルな再利用などが、ウズベキスタンパビリオンの見どころかなと思います。

 

気になる方は、ぜひ現地でその魅力を体感してみてくださいね。