大阪メトロが2025年3月25日からウォークスルー型の顔認証改札サービスを開始すると発表しました!顔認証といえば、改札で立ち止まることなくスムーズに通過できる未来の技術。私もこの技術の導入をすごく楽しみにしていて、以前の実証実験にも参加しました。
しかし、今回の発表を見て正直なところ、ちょっとがっかりしてしまいました……。
顔認証改札の概要
この顔認証改札は、「e METROアプリ」で事前に顔画像を登録し、デジタル乗車券を購入することで利用できます。改札機にタッチすることなく、そのまま歩くだけで通過できる仕組みです。
利用の流れは以下の通り:
- 「e METROアプリ」をダウンロードして会員登録
- 顔画像をアプリに登録
- デジタル乗車券を購入
- 顔認証改札を通過
一見、便利そうに見えますよね? でも、問題はここから。
大阪メトロの利用者には不便?
この顔認証改札、実は「e METROアプリ」で販売されているデジタル乗車券を持っていないと使えません。つまり、PiTaPaやICOCAといったICカードは非対応なのです。
大阪メトロの利用者の多くはPiTaPaを使っています。PiTaPaなら、後払いで利用できる上に、利用額に応じた割引や定期券、学割などのサービスもあります。しかし、今回の顔認証改札ではそういった特典が一切受けられません。
「結局、普段PiTaPaを使ってる人には関係ないじゃん!」と、思わずツッコミたくなりました。
どんな人が使える?
現時点で、この顔認証改札が便利に使えるのは、
- 観光客や短期利用者:
Osaka Metroの「26時間券」や「48時間券」などのデジタル乗車券を利用する人
つまり、日常的に大阪メトロを利用する人よりも、一時的に乗る人向けのサービスなんですよね。でも、そもそも大阪メトロを日常的に使わない人が、わざわざアプリをダウンロードして顔写真を登録しようと思うのか……?
今後の期待
もちろん、顔認証改札の導入自体はすごくワクワクする技術なので、これが広がっていくのは大歓迎です。ただ、やっぱりPiTaPaやICOCAといった普段使いのICカードとも連携してほしい!
例えば、
- PiTaPaの後払い機能と顔認証の紐付け
- 定期券や学割にも対応
- 利用額割引などの特典もそのまま適用
これが実現すれば、大阪メトロの改札風景もガラッと変わるかもしれません。
「顔をかざすだけで乗れる未来」が、日常的に使えるようになる日を心待ちにしたいと思います!
