耳選その5『La cathédrale engloutie』 | 耳夢のブログ

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あなたの耳に夢きたる!フフフン♪

こんばんわ、とうさんです。

今年に入ってから更新頻度がぐっと下がっている!ということに危機感を抱いたので、
再びやってきました、耳夢100選略して『耳選』!
ブルーグラスの曲を取り上げようかとも思いましたが、
「耳夢メンバーのルーツを探る」的なことのようなので、今回は再び僕の過去にさかのぼります。
とりあげるのは、なんとクラシックのピアノ曲。

ドビュッシー『沈める寺』

はい、ドビュッシーなら『月の光』とか『亜麻色の髪の乙女』とか、あるだろ!
と言われそうですね。それらも弾きましたよ。
でも、僕はこの曲が一番好きなんです。

高校を卒業するまでピアノのレッスンに通っていました。
大体10年以上は通ったんですが、その最後のあたり、高校時代に教わった曲の一つが、これです。
当時、レッスンに通っていたくせにとにかく練習が嫌いだった僕は、
10年以上もやっているとは思えないほどテクニックがありませんでした。
そんな僕が、難しい運指や早い指使いが要求される難曲を弾けるわけもなく、
そんな僕にふさわしいものを、と先生が選んでくれたのがドビュッシーでした。
大体ゆっくりでしたから、僕にもなんとか弾けました。
それらの曲ももう、綺麗さっぱり脳みその何処にも譜面など残っていませんが…。

さて、そんな中でも僕は、この曲がとても好きになったのです。
タイトルからして、とてもファンタジックな想像が出来ませんか?

針葉樹に覆われた山脈の奥深く、その谷間には、もやのかかった大きな湖。
よく見ると底には、かつては修道士達が大勢暮らしていたであろう寺院が…。
なんつって。

今もそうですが、ライトノベルやらファンタジー小説が好きな僕には、
この曲のタイトルと曲調がツボにはまったのです。
湖底に沈んだ寺院が、やがて地上に姿をあらわし、そして再び湖の底へと沈んでいく、
そんな幻想的な風景をイメージしながら、とにかく想像力をたくましくして弾きました。
当時の僕には、おそらく赤毛のアンに匹敵するほどの想像力があったことでしょう。
そんなわけで、とにかく感情をこめて弾く、ということをこの曲で身につけたのでした。

結果として、音楽は技術じゃないということを学べたのもこの曲のおかげですね。

どんな曲がご存じない方も多いかと思いますので、youtubeでも御覧ください。
演奏はフジコヘミングさんです。


さて、第6段はやってくるのか『耳選』!乞うご期待。


今後のライブ予定

5月29日
箱根 ナラヤカフェ
足柄下郡箱根町宮ノ下 404-13
tel:0460 - 82 - 1259
http://www.naraya-cafe.com/

6月3日
茅ヶ崎 Botchy Botchy
茅ヶ崎市新栄町13-7 ライオンズマンション茅ヶ崎第二 B1
チャージ:1000円+投げ銭
http://www.botchy-botchy.com/blog/

6月12日
熱海 カフェリディアン
熱海市中央町18-8 
tel:0557-81-9053

そして、6月25日には北海道でもライブです!