デュラリラ デュラリラ デュラリラ デュラリラ デュラリラ デュラリラ デュラリラ デュラリラ デーーンデン(※ワードオブライツのファンファーレのつもり)
 

ワードオブライツいいわよね。なんか台が金ぴかでゴージャスだし曲もボンボンボンボンしてて迫力あるし。

初めてこれ打ったときは実はアレックスと間違えたのよ。ぜんぜん似てないのにね。というのも当時のスロットコーナーってパチンココーナーと差別するためか、やたら照明が暗かったりしててぱっと見、台の区別付かなかったのよ。ほら、よく人の顔がみんな同じ顔に見えるってあれよね。違うか。

 

◆はじめに

 というわけで初めまして! 私はふりみの。とあるスロット好きの神様よ。神と言っても某ハデスとかポセイドンとは無関係だし、ましてやどこぞのびんびん神様なんかとは全くつながりないからね? そこんとこよろしく!
 はい、そんなこんなで今日はクリスマスイブサンタさんもマシンガン持って大暴れね。トナカイも派手なユーロビートでノリノリだわ。そんなイケてるこの良き日に特に何の関係もないようなそんな話題で盛り上がれたらいいなぁって思ったり思わなかったりよ。とにかく性の6時間だか24時間だかオールマイティに盛ってるような人たちはこんな私のカオスの極みなんて見向きもしないだろーから、ま、適当かつフリーダムにキュンキュンキューンっと行っちゃうんでショパンのノクターンでも聴きながらペガサスに思いを馳せて軽い気持ちで読み流してちょうだいな。

 

◆ 伝説(?)のはじまり

 私が初めて打った台は日活興業のビッグバン。福島県の山間の町にあった今は無き店で打ったわ。私も当時何を持ってあんな台に手を出したのか思い出せないわね。運命だったというか魔が差したというか。
裏モノだったので客は沢山いたわ。

 

特にビッグバンはほぼ満漢全席状態。客も明らかにこの辺の人じゃないって雰囲気の人たちがいてまさに鉄火場って奴だったわね。ちなみに負けたわ。ま、勝てるわけがないわね。何の知識もなかったし。だってあのころはスロットなんて7を自力で揃えればいいと思ってたくらいぱーぷりんだったのよ。

 

それにしてもあの店の雰囲気は今思い出しても異様だったわね。末期の頃は流石に客も少なかったみたいだけどあの店は忘れられないわ。なにしろ名前からしてインパクトあるの。

パチンコ遊鬼。遊ぶ鬼よ?鬼が遊ぶのよ?物々しいにもほどがあるわ。確かに裏もの目当ての人たちが鬼のような形相で遊戯してたけどね。それにしても普通は遊鬼なんて名前付けないわよねぇ。尤も某サイトの情報だとその前はビワって名前の店だったみたいだけどビワなんて名前も付けないわよねぇ。せめてアケビとかヤマモモとかイチジクとかね。でもそんな浣腸みたいな名前だったら私はきっと行かないだろうけど。とにかく色んな意味で異様なお店だったわ。

 

ちなみに隣町にはヤマサのアストロライナー(初代)が大量に設置されてたお店も存在してたわね。もちろん店で流れているのは歌謡曲。古き良き時代ね。そんな個性的な古き店達もとうに潰れて久しい今日この頃だわ。みなし機撤廃がなかったら今でも多少はそう言う店が残っていたのかしらね。


◆パチンコ屋はインパクト勝負?

 

 私昔ちょーっとだけ栃木に住んでたことがあって、隣町の方にこんな名前のお店があったの。

パチンコ ニュー金の玉

……シモネタじゃないからね? 店の名前だからね? 店の名前だからしょうがないよね。ちなみにニューってことは近くに金の玉ってお店もあったのかもしれないけど残念ながら確認できなかったわ。

 

ともかくパチンコ屋ってやっぱり客をひきつけてなんぼの商売だからインパクトのある店名とかあったりするわよね。私が知ってる中で個人的にすごい名前だなって思ったのは

 

あいうえお

ABCとか123ってお店ならよく見るけど、あいうえおは珍しいわよね。 

 

パチンコ予備校

大学とかなら割とあるけど予備校は奇抜すぎるわ。

 

甘乃小町

パチンコ屋というより甘味処みたいな名前よね。雅を感じるわ。

 

大平原

なんか壮大よね。  

 

ちなみに全部すでに潰れてるけどね。

やっぱ奇抜すぎるのも駄目ってことなのかしらね……。

 


◆ノッカーって言ったって今の人達には通じないよね。


 パチスロってその台が出す雰囲気というかオーラってのがある気がするのよね。というか絶対にあるわ。例えばマツヤの台は総じて怪しい雰囲気がしたりね。なんかそういう言葉では言い表せないモノが存在すると思うのよ。で、それは台の見た目だけでなくボタンを押したときに出る音とかビッグ中の曲とかにも通じるモノがあると思うのよね。

 

中にはヤマサの昔の台みたいなノッカー(ボタンを押すと中で金属が叩かれて音を出す装置)使ってガツッガツッガツッ! 払い出しにはベルでジリリリリリッ!なんて物理的に音を出してる台なんてのもあったけど、あの手作り感は他のメーカーにはなかったわね。牧歌的というかノスタルジーを感じざる得ないわ。んでビッグ中に流れる曲もいい味出してるのよね。アマリリスともろびとこぞりてだったっけかな。スーパープラネット(略してスープラ)とか結構ヒットしたわね。パネルも色んな色が出たわ。

 

ヤマサと言えば昔々……そう、まだ○号機とかいう規定がなかった頃の台。いわゆる0号機ってやつね。この頃のヤマサの台は本当独特の風貌だったわ。白い木製のパネルで、もちろん電飾なんてほぼない。ビッグボーナスになると赤いランプがチカチカ光るだけっていうね。リールの絵柄もおそらく手描きと思わしき素朴な感じだったし、リール自体今よりずっと細かったのよね。あとメダルの払い出しがとにかく遅かったわ。ヤマサ独自の払い出し機構だったのかどうかはわからないけどとにかく遅かった記憶ね。

 

気になる人は是非画像で検索してみてね。

 

百聞は一見にしかずってやつ。

それにしても気になったことは少し検索すればすぐに情報が手に入るなんていい時代になったものね……。


◆今更だけどどうしてレッツのボーナス絵柄は「7」じゃなくて「て」だったのかしら

 ここまで主に4号機以前の台の話ばっかりしてるけど別に4号機に手を出してなかったわけじゃないのよ。爆裂ストック機の時代ってやつよね。でも今考えるとストック機って結局は3号機時代のいわゆる貯金モノという裏モノと同じだし、簡単に言えば
規制が緩くなったってことなのよね

 

リーチ目やスベリ以外で告知してくれる台も増えたわね。中でもリールに光の概念を導入したチェリーバーと光モノを世に知らしめたサンダーVはパチスロの歴史を語る上ではかかせないわね。あ、もちろんマックスベットボタンを導入したミラクルや初めてATを導入したゲゲゲの鬼太郎もかかせないけどね。それはともかくとにかくパチスロ史が大きく変動したのが4号機時代と言っても過言じゃないわ(ミラクルは3号機だけど)

 

さて4号機といえばみんな何の台を思い浮かべるかしら? 

サンダーV? ニューパルサー? クランキーコンドル? ゲッターマウス? ハナビ? アステカ? ジャグラー? 大花火? 島唄? キングパルサー? アラジン? 獣王? 吉宗? ミリオンゴッド? それとも押忍番長北斗の拳秘宝伝あたりかしら? 

とにかく色んな台があったわよね。しかもどれも千差万別に個性豊かで本当に華やかな時代だったわ。当時は店も客を集めるために色んなイベントやってたわよね。いい思いした人も結構多かったんじゃないかしらね。逆に地獄を見たって人も多かったと思うけど。

 

ちなみに次では私が個人的に印象深い台を三つ紹介していくわね!


◆ちなみに私は数字に弱いのよ

 まずはザンガス。メーカーは大東音響だったかしら。ビッグの曲は結婚行進曲だった記憶ね。この台は完全告知でボーナスが成立すると3リール停止時に告知音が鳴るのよ。ここまでは普通なんだけど問題はこの告知音
、ボーナス揃えるまで鳴り続けてたのよね

つまり台を放置しておくと延々と告知音が鳴り響くってこと。これがまた結構うるさかったのよ。ボーナス成立後にトイレ休憩なんて入るもんならその間ずーっと告知音鳴り響いてやかましいことこの上なし、周りからもひんしゅく買うわ。あとこの台何故かボーナス中も普通にリプレイ揃ったりしてなんか変な台だったわね。

 

デザインも独特だったわ。電飾ピカピカ光ってたし。と言ってもこの頃は盤面に電飾あるのは珍しいことじゃなかったのよね。特にドリームセブンJrとかケバケバしいことこの上なかったわ。ちなみに当時私は勝手にあの台を秋葉原って呼んでたわ。秋葉原の電気街みたいにケバケバしい感じだったのよ。まぁ秋葉原も当時よりケバさはだいぶ減ったみたいだけど。それにしてもザンガスってどういう意味だったのかしら。今となっては永遠の謎ね。


 次はメーシーのサンダーVね。前にも言ったけど光り物を世に知らしめた台として有名よね。演出やゲーム性とか優秀なところはたくさんあるけどそこら辺はもう語り尽くされてるでしょうからここではあえて音楽にスポット当ててみましょう。音楽についてももう語り尽くされてる感あるけどね。

 

それまではクラシックのアレンジやオリジナルだけど楽しげな曲調が多かったのよね。クランキーコンドルニューパルサーみたいなね。ところがサンダーVはとにかく音がクールで格好良かったわ。ビッグもレギュラーも。

 

パチスロの音楽で格好いいって思った台はサンダーVが初めてだったわね。7とVで曲も違ってたけど個人的には7揃えの曲が好きだったかしらね。当時は主に曲を聞くこと目当てで台を打ってたわ。ちなみに後継機種のバーサスも負けずに格好いい曲だったわね。

 

 次はヤマサのネオプラネット。なんと言ってもスロットの常識を覆したELビジョンが印象的。リール面に液晶付いてて色んな演出が繰り出されてたわ。

筐体のデザインも良くてその年のグッドデザイン賞とってたわね。パチンコ遊技機でグッドデザイン取ったのって言うとかつてのサンキョウのナスカ枠思い出すけどそれはとりあえずいいとして、ビッグを揃えたときのファンファーレがもろびとこぞりてだったんだけど当時私はあれのメロディをケータイのメール受信音に設定してたわね。それくらい好きな台だったわ。ただ末期の頃はレバーがよく接触不良になってたイメージね。

 

その後更に液晶が大きくなってカラーになった花火百景とか出たけどネオプラネットを越えるようなインパクトは個人的にはなかったかな。やっぱ元祖は凄いってことね。


 演出面で言えばヤマサのメフィストもお気に入りだったわ。当時は液晶じゃなくてリールを使って演出してたメーカーも多かったんだけどその中でもヤマサのテトラリールがそれらの元祖だったのよ。シーマスターから始まってメフィストがテトラリール集大成という扱いになってたわね。

 

メフィストの前身機のファウストはハイパービッグとノーマルビッグのツインボーナス制でBタイプ(ジャックゲームが2回しかない)の台でその台の世界観から一部のファンから熱狂的な支持を得た台だったの。その後継機として満を持して登場したのがメフィストなのよ。とにかく演出が多彩で台の世界観も完成されてたわね。

 

炎のゆらめきをリールで再現してるんだけど、一目見ただけではどうやって表現してるのかわからなくて一種のオーバーテクノロジーなのでは(某P氏談)とまで言われてたわ。曲も格好いい曲ばかりだったわね。とにかく演出から台のデザインまですべてが完成されてた名機だったと思うわね。


 とまぁ以上のような感じで私の好きな4号機台を3つ挙げてみたわ。

 

え? 4つあったって? 気のせいよ。気のせい。


◆お楽しみには必ずいつか終わりが来るものだからこそ

 ここまで古いスロットについて語ってきたけど、中には興味を持って打ちたいって思った人もいるかもしれないわね。でもご存じの通り今のホールには5号機以前の台は置かれてないわ。5号機だって古い台は置かれてないわね。でも2000年代初期の頃までは現行の台以前の台も普通に設置されてたのよ。2004年に旧基準機の強制撤去が決まるまではね。ちなみに私が最後にホールで打った旧台は高砂のウインクルだったわね。

 

宇都宮のニュー朝日っていう小さなお店で打ったわ。この台は2号機だったかな。発売は1988年辺りだったかしら。名前の由来はWINが来るでウインクル。某ヤマサのタイムシリーズの女の子とは無関係よ。この台の大きな特徴は子役集中が存在すること。ベル成立後に抽選されてフルーツがバンバン揃うわ。フルーツ集中なんても呼ばれてたっけ。ベルは特にボーナス後に揃う確率が上がる仕組みだったかな。兄弟機種にはベンハー(大東音響)やスーパーセブン(パイオニア)って台もあったわね。

 

リーチ目はほとんどなくて主にリールのスベリでボーナスを察知するタイプの台だったわ。ちなみにこの店にあったのはノーマル台だったから台本来の持ち味である初心者にも優しい穏やかな出玉を堪能できたわねー。7が揃ったときに流れる妙にしょぼいファンファーレとかね。好きな台だったなぁ。

 

一日くらいかけて出して飲まれてを繰り返してだらだら遊んでたら何故か店長が近づいてきて缶コーヒーくれたっけ。古き良き時代のお店って感じだったわね。そんなこのお店もその後ほどなくして閉店。今は跡形も無くなってしまったわ。寂しいけどこれも時代の流れってやつなのかしらねー。
 

◆今を大切にしていきたいわね

 さてと、そんなこんなで好き勝手につらつらと述べてきたけど、なんか昨今は規制がうんぬんなんて話題でいっぱいのようね。でも私は思うわ。どんな状況になっても
ファンがいる限りパチスロが滅ぶことはないってね! だってこうやってスロの話題でみんなでわいわい出来るじゃない。それって凄く素敵なことなのよ。幸せなことなのよ。

この幸せが長く続くことを私は祈ってるわ。というわけでここまで読んでくれてありがとうね!このカレンダーもいよいよ明日で最終日。トリはうりさんがしっかり〆てくれることでしょう!
それじゃ少し気が早いけど
みんな良いお年玉をー!!