2024年4月29日(日)

 

彫刻屋台展示館には、3台の屋台が展示されている。

今宮神社の秋祭りで今も使用される氏子町内の屋台(市指定工芸品:久保町・銀座一丁目・銀座二丁目)が展示されているのが驚き。

 

 

銀座二丁目屋台

 

 

見よ!この細かな彫刻をまとった屋台を!

近くで見ないとわからない、この素晴らしさ!

一部に朱などが入っている白木のままで、白木彫刻漆塗屋台と呼ばれるそう。

 

 

1857年 江戸時代

間口1.96m・奥行3.69m・高さ4.01m

 

4年の歳月と約200両の大金を投じ、安政(あんせい)4年(1857)に完成した、 白木彫刻白木造屋台の代表的作品。製作は車体を鹿沼宿の宮大工茂八、装飾彫刻を江戸の彫物師棟梁後藤音治郎が請け負っている。明細な記録も残っていて、彫刻製作には弟子のほか、富田宿(現大平町)の 磯辺平五郎敬信など有力彫物師も加わっている。

 

一部色を残した部分には、龍が彫られている。

 

 

 

銀座一丁目屋台

 

これは、銀座一丁目屋台。

展示館の方が丁寧に説明をしてくださり、夢中になって聞いていたので、画像がちょっと少なめ💦

 

 

鹿沼屋台の中では製作年代が古く、標準屋台の奥行12尺(3.6m)どりに対し、本屋台は10尺(3m)どりで、小型屋台に分類される。

 

彫刻屋台としては優品で、豪壮な白木彫刻に対して、朱塗高欄や金彩色格子の外障子、美しい鍍金金具で飾られた車体は黒漆塗という、調和を欠く面も。これは文化11年(1814)頃彩色彫刻を施した旧屋台が製作され、後になって車体はそのままに、現在見られる白木彫刻につけかえられたため。現在の彫刻は天保3年(1832)から安政2年(1855)にかけて製作されたもの。複数の彫物師が従事したとみられるが、わかっているのは富田宿の磯辺儀左衛門(凡龍斎信秀)ひとり。 

 

 

ここにも龍。ドラゴンボール持ち。

上の金ぴか部分と、龍の白木彫刻が、ミスマッチ。説明のとおり、時代が違うものを組み合わせたことがわかる。

かなり古い時代の龍の彫り物なんだねぇ。

 

 

 

 

久保町屋台

 

 

そして、やはり一番目を引くのは、久保町の屋台。

昔、久保町が一番お金をもっていたらしいうーん

 

 

 

見よ、この豪華絢爛な屋台を!!

動く陽明門や~!!

 

 

この装飾のキレイさと細かさに圧倒される。

 

 

龍が屋台の屋根に巻き付いているのがわかるかなあ。

 

 

展示館の方の説明では、巻き付いている部分は、正面だけではなく・・・

 

 

裏側を見ると、裏側も巻き付きを表現していて、1本の木で立体的に掘られていると説明してくれた。屋台を下から見ないとわからない、細かいところまでこだわっている彫刻に感動すら覚える。

 

 

もう、これは、うっとりするほどの芸術作品だ。

動く陽明門。このキャッチフレーズに偽りなしっ!

 

 

ここに展示されている3台の屋台は、現役。「鹿沼秋まつり」では実際に町内の屋台としてお披露目される。

このお祭り、通称 ぶっつけまつり、と呼ばれているが・・・

 

キラキラ『こんな豪華な屋台ぶっつけるの?』

 

ウインク『あはは。ぶっつけってお囃子対決することだよ』

 

アホな質問に優しく教えてくれるスタッフさん。

マジに「ぶっつけ」は、屋台同士をぶつけるおまつりだと思っていた~!!ゲラゲラ


 

 

仲町屋台

 

 

もうひとつ屋台展示を紹介。

彫刻屋台展示館から少し行ったところの仲町屋台公園に屋台展示収蔵庫がある。

 

 

仲町屋台を収めた土蔵造りの施設で自由に見学可能。しかも、無料の無人展示。

 

 

ここを押してライトを点けて、いざ見学。

 

 

仲町では寛政年間(1789から1800)にすでに彫刻屋台を所有していたが、現在の白木彫刻白木造屋台は天保7年(1836)6月に新造。

内室欄間の彫物と屋台箱の墨書に「日光五重御塔彫物方棟梁行年六十四歳 後藤周二正秀(しゅうじまさひで)鑿」とあり、彫物師は富田宿(大平町)の後藤正秀であることが確認されている。また、安政5年(1858)頃、磯辺儀兵衛敬信により彫物が付け加えられている。

 

 

 

 

ライトでガラスが反射する~💦こちらも、勇壮な龍の彫刻屋台だ。

 

 

こちらも赤だけ色をつけた龍。丁寧に複雑に彫られている。

 

 

ここもガラス反射がひどいけど💦

収蔵庫の天井には、龍が描かれている。日光の鳴き龍とは様相が違うけど。

 

 

 

鹿沼秋まつり

 

 

鹿沼のぶっつけまつり、「鹿沼の秋まつり」は、この素晴らしい屋台を総動員する。

もう、これは、鹿沼の秋まつりを見に行くしかない!

 

 

鹿沼の秋まつりは、花火もあがる。

 

爆笑『行こう!』(←花火好き)

 

ダンさんもその気になる。スタッフさんに、駐車場の場所や当日の流れを質問し、行く気マンマン。

 

 

実は、ヤフブロ時代に、鹿沼のブロ友さんキャツミさんという方が、鹿友囃子連のメンバーで下横町屋台で太鼓をたたいていたんだよね。

 

ブロ友みゆちゃんが見に行ったりしていたので、いつか行こうと思って10年・・・

今年こそは!!

奥深い鹿沼を知るには、「鹿沼秋まつり」も制覇しなくては!

 

10月第2土曜日、今年は 10月12日 だ!

 

 

ちょっと、アメブロでのYoutube貼り付けがうまくいかない・・・

検索かけるとエラーになる。

なので、一時的にリンクを貼っておきます。

 

鹿沼秋まつりダイジェスト 

 

 

 

 

 

鹿沼にどっぷり@彫刻屋台と鹿沼秋まつりぶっつけ