時間になる。
どっちかは必ず遅れる。
みみみが遅れる場合、紅雨は時間通り来ているので不機嫌。
紅雨が遅れる場合、みみみは本当は自分も間に合っていないことを誤魔化せるのでしめしめと思う。
つまり彼はいつも遅れる。
まぁそれは置いておいて、
大抵あまり会話のないままスタジオに入る。
寝起きの場合、さらにみみみは不機嫌オーラを纏いながらアンプなどの準備をする。
紅雨コケる。
みみみ、狙撃されたのかと思い床に伏せる。
撃たれた相方はもう助からないと予想し、急いで駆けよったりはしない。
みみみ、今いる場所が地下であると気づき、倒れた相方を見て不思議に思う。
紅雨、ヒールがいかに歩きにくいかの説明をする。
中身のないやりとりスタート
急に「さて、」となってバラード系の曲から練習を開始。
2曲目の途中くらいからタバコが吸いたくなる。
それを隠すかのように演奏しながら、みみみ、スタジオ内をうろちょろする。
いつの間にかその様子を写真に撮られる。

曲が終わったあと、1曲ごとにいつもみみみはこう言う。
「まじこの曲カッコいい。作ったやつ天才。」
紅雨、無視をするとみみみが気にするのを知っているのでちゃんと答えてあげる。
みみみ、唐突にビタミンCのサプリを飲み始める。
紅雨にも勧める。
規定量の2倍くらい飲ませる。
「ビタミンCはね、摂ったほうがいいよ!知ってた?オススメだよ。」
とニコニコしながら楽しそうに彼はしゃべるが、
もともとビタミンCのサプリは半年くらい前に紅雨に勧められたものであり、
しかも親切心から教えてくれた相方に対して、その時みみみは
「へぇ」
の一言で済ませた。
その後もちょくちょく体調を崩すみみみに対してビタミンCの摂取を勧めるも、常に彼女は
「へぇ」
で済まされ続けてきた。
その事実がまったく無かった事になっていることに対して幾分かの疑問を抱きつつも、
いつものことなので紅雨あきらめる。
時間がきて、片付ける。
THE END
・・・こんな感じですね。
客観的にみると僕がまるでわがままな人みたいだ。
もしかしたら相方は苦労をしている可能性も、あるな。
まっそんなわけ、ないか!
あでゅー\(^o^)/