最近怒りを感じなくなった。
むかしわたしすごく怒りん坊だったんです😮💨
頻繁にイライラして、怒りは尾をひいて、日が経っても怒りは怒りのまま残る人やった。
ぶつかられると嫌い!
すごいスピードではしってくる自転車きらい!
電車のなかでもみくちゃにされるのきらい!
女の子がわざと押されてるのを見るとイライラまっくす。
とくに譲らない人がだいっきらいやった。
どうしてわたしイライラするんやろ?
なにに怒ってるんやろ?
自分がされてなくてもそういう状況を目撃するだけで殺戮レベルのイライラに悩まされる。
悩まされて、吐き出せなかったから嗚咽して泣き出すくらいでした😢
わたしのイライラにはピンポイント的キーワードがあって、それを言語化できたのはごくごく最近。
「譲る」ということ。
譲らないひとがきらい。
譲らず押し通してくるひとがきらい。
譲らざるを得ない状況がきらい。
譲歩しなきゃいけないような人のことも状況もほんとうにだいっきらい!
だれが、わたしに「譲れ」と言ったんやろ?
「譲って当然やろ」て誰がわたしに?
わたしは誰に向かって「いやや!譲りたくない!あんたのほうがどいて!」って喚きたかったんやろ?
気が狂いそうな怒りやったもんやから、涙は出てくるし、ほんましんどかった。
死んだ方がマシってくらいの憤怒に全身焼かれるんやないかって、ぞっとしながら思ってたくらい。
「わたしはね、いいの。旦那と子どもたちにぜんぶ譲る。旦那と子どもたちが幸せだったら、それでいいの、わたしは食べなくても大丈夫、わたしはどうなっても大丈夫」
母親のことば。洗脳レベル。
わたし、ほんとうに母親のことばどおりの人間になってしまってた。
この言葉こそやった。
わたしのこれまでの生き方そのもの。ぜんぶ。
ぜんぶ他人に譲って、いいよいいよ大丈夫って、笑いたくないのに笑って。
好きな人たちにはとくに、好きと思い込んでいた人たちにはとくに。
いいよ大丈夫。
友達、先輩、同僚、チームのメンバー、家族。
とくに優先して、いいよいいよ全然大丈夫。
ううん🥺
ちがう、だいじょうぶじゃない!
ほんとうはだいじょうぶじゃない、ぜったい嫌や!譲りたくない!
ほんとうのわたしが、これ以上もう譲るものがないよって泣き叫んでた。
だけど泣き声に気がつかなかったわたしは年を重ねるごとに譲渡への強迫観念に苛まれていって、いつも毎日どうやったらわたしのぜんぶ譲れるんやろ?
わたしのぜんぶ、身体のぜんぶ臓器提供だって、なんだってしないと!譲らないと!
どうしたらできるんやろ?て考えつづけてた。
わたしのぜんぶ譲らなきゃって、心臓も内臓もなにもかもぜんぶ譲らなきゃって。
そうじゃなきゃダメだって、それが女性の役割なんやって、信じきっていた。
それが、死ぬことを意味してるって気がついてなかった。
ほんとうにあったこわいはなし。
譲ることに対して、神経質に反応して、烈火のごとく怒って、死んでしまうって思うくらいイライラしてたのは、ほんとうのわたしがちがうって、譲り続けるわたしに、このままじゃ死んじゃうよ!しんじゃうのに!って気がついてもらいたくて、必死に叫び続けてくれてたSOSやったんやって。
ほんとうに最近気がつきました。
うん、ほんとうだね、もう臓器しか譲るものがなくなってて、もう限界だったね。
わたしは限界だったね。
叫び続けてくれて、ね、ありがとう。
おかげで気がつけたよ。
あなたのおかげでわたしは今もまだ生きてる。
もう、譲らないよ。
わたしは譲らない。
譲らなくてよかったし、わたしのものはわたしのもので手放さなくてよかった。
わたしのもとに留まって、わたしを幸せにしてくれてよかったものばかりやった。
だれにも譲らなくてよかった。
わたしのものやもん!て言い張って、譲らなくたって何も間違ってなかった、ほんとうはそれでよかったのにね。
ごめんね、ありがとう。
わたしはずっと母親のことばに呪われたまま、枯れるまでわたしを捧げ続けて、枯れても尽くそうとして、わたしが衝動的に道路に飛び出さなかったのは、ただ、譲れる臓器がめちゃくちゃになるのを怖がったから。
ただそれだけ。
自殺願望があるわけではなくって、ただほんとうに、純粋に、譲らなきゃって、思い続けてきただけ。信じ続けてきただけ。
ああ、ほんとうに。
ひとは、かんたんに、じぶんを殺そうとするんやね。ほんとうだね。
譲らなくてもいいんだよ。
わたしは、わたしにだけ水をやっていい。
わたしにだけ日差しをあてていい。
葉っぱの1枚1枚やわらかく拭いてあげて、大好きだよ、大丈夫、わたしが守ってあげる。
きれいだねって、毎日声もかけてあげるし、涙も拭いてあげる。
虫の1匹つくのだって許さない。あなたを守る。
だいじにする。
だから安心して、ここで生きてね。
ただゆったり息してくれるだけでいいよ。
何色にならなくても大丈夫、ただそのままそのままで大丈夫、愛してる。
何にもしなくたって、大丈夫。
だってあなたはたくさんのものを、あなたの中に秘めてもっているから。
わたしがひとつずつ見つけてあげる。
あ、これも特別だね!これも特別だ!
うわ!特別なものがいっぱい!
特別がこんなにたくさん集まるあなただったのに、どうして隠してたの?🥺
あなたそのもの、あなたの存在そのものがこの世界にとって、どれだけ特別だったか、あなたはほんとうに何にも知らずにいたんだね🥹
ほんとにもう、しょうがないなあ🥺!
つらかったね、苦しかったね、でももう大丈夫だよ。
あなたはわたしのとくべつ。宝もの。大好きだよ🥹
ミミマリTMIきょうの推薦曲🥰
“また息ができるように、あなたといっしょに”