普通にある、ビジネスホテルでの出来事です。

10年程前の話になりますが、私は職場の先輩の結婚式に招待され、出席をしました。

その日、仕事を休む事が出来ず、仕事を終えてから急いで準備をして出席、

また帰宅までに車で1時間以上かかる距離の為、先輩は式後に泊まってねとホテルを取っておいてくれました。


式が終わり、二次会に行く体力もなく、私はすぐにホテルに行きました。

名前は聞いたことがある、普通にあるビジネスホテル。何年か前に建物と名前をリニューアルしています。


部屋に着くなり、すぐにシャワーを浴びて、次の日も仕事なので、早く寝ようと思いました。


やや狭めのユニットバス。


リニューアルしているとはいえ、おそらく部屋はそのままなのか、新しさは感じませんが普通に使えました。


シャワーを終え、すぐに髪を乾かし、ベッドに横になりました。


そこからは、現実か夢か、今でもよくわかりません。


横向きで寝る私。


なんとなく後ろから圧を感じ…


『あ、ダメだ』


と感じた時にはもう、ものすごい何かを感じていました。

そして、顔を覗きこまれたような感覚になり

声が聞こえました。


何でお前がここにいるんだぁドクロむかっ



それは、腹の底から出てくるような、

低い低い女の人の声でした。


なんでって言われても…といったところですが


その時は、別に自分が悪くないのに

『ごめんなさいごめんなさい』と繰り返していました。


すると、頬に

ストン…ストン…と2滴の細ーーーいしずく汗汗


おそらくロングヘアでしょう


髪が濡れている女の人が

私を覗きこみ、髪からしずくが垂れたと思いました。


必死にお経を唱えようとおもいましたが、

『摩可般若〰️は〰️ら〰️み〰️た〰️しんぎょ〰️』


やばい、般若心経、出だししか知らん驚き


とりあえず、


南無阿弥陀〰️とか、なにか繰り返していました。

『そんなお経じゃ効かないよ』



とか言われることもなく、気づいたら目が覚めていました。


ですが、暗闇が怖すぎたので、すぐに電気をつけ、テレビも付けて、また眠りにつきました。



朝になると、電気もテレビも付いていました。


『テレビがついてる』


やっぱり、あれは、夢じゃなかったんだと思いました。


部屋を出て振り返ると、部屋番号に304だったか604だったか、4が付いていました。  



その後、いくらネットでそのホテルを調べても、事故物件だとか、訳ありホテルだとかの情報はなく…


ただ、去年偶然知ったのですが、


そのホテルはなぜか、


また廃業したみたいです。



今でも、地鳴りのような、低音の女性の声は鮮明に覚えています。



おしまいウインク



マキアレイベル 薬用クリアエステヴェール

 







本当に体験した怖い話

 

 

 

 

 

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