3月28日17時。

12歳と8ヶ月で

愛犬が天国に旅立ちました。


その日は連日の雨も止んで

お昼にはお散歩にも行けて
ちょっと早い夕ご飯を

少しずつ私の手のひらにのせて
食べていたときのことでした。


パタンと倒れて
抱き起こした私の腕の中で
小さくキャンと鳴いたのが
最期でした。


涙も枯れ果てて
辛くて悲しかったけど
この子自身もきっと
何が起きたのかわからないくらい
ほとんど苦しまなかったことが
家族のいちばんの願いだったので
それが救いです。


2月10日に血管肉腫で倒れてから
1ヶ月半も生きてくれたのは
この子がくれた最高に幸せな
時間でした。
不安な中にも運の恵みとしか
思えない出来事が
たくさんあって
それが更に愛しさを増して
余命が少しでも長く
この時間がいつまでも
続くように祈る毎日でした。


鼓動が止まってからの三日間
この子の身体がある最後の時間を
いろんなかたちで
十二分に過ごすことができました。


長女と長男が
身体をずっと冷やし続けてくれて
目や鼻を目薬やワセリンで潤わせて
今にも起き上がりそうな
綺麗な姿で
棺に入れることができました。


そして今日
告別式を執り行いました。
棺の中には
好きだったご飯やおやつ
よく遊んだぬいぐるみ
写真と手紙と寄せ書きと
お花でいっぱいにして
いってらっしゃいと
送り出すことができました。


前日まで蕾だった桜が花開いて
これから先
毎年桜を見上げると
この子に会える気がしています。



約13年間この子を診て下さった
動物病院の先生と

前回の投稿で

コメント下さった

たくさんのフォロワーさんには

感謝の気持ちでいっぱいです。



私の身体が辛い時

癒してくれた

いつも傍に居てくれた

この子はもう居ないんだと
気付かされる日が
しばらく続くと思います。



時々ここで想い出話に
お付き合い頂けると嬉しいです。



ありがとうございました。