昨夜、夫の友人と私たち家族の4人で居酒屋に行く。
九州に住んでいる、その友人は
中国旅行を企画運営している旅行会社を経営しているが、
コロナのせいで仕事が激減したそうだ。
そのため国内旅行も手がけようと、その下見のために関東に出張旅行に来たという。
陽気な人で賑(にぎ)やかに喋(しゃべ)ってはいたが、
言葉の端々(はしばし)から苦悩が漏(も)れる。
高校生のお子さんがいるそうで、収入の激減は大変な痛手だろう。
コロナ禍に対するやけっぱちな気持ちもあるのか、マスクをつけない。
私たち家族は全員マスクを着用していたので私はどきどきした。
マスクをつけて欲しいが、待ってさえいないということで、
コロナ感染者が蔓延(まんえん)している東京で
マスクをつけないという選択をした夫の友人に対して勇気あるなあと驚く。
コロナは市井(しせい)の人々の人生を狂わせていく。
一方、娘がアルバイトしている会社は、
このコロナ禍でも潤(うるお)っているようで
高額の取引が成立したという声が飛び交っているそう。
(ちなみに、ちゃんとした会社です。エリート大学出身の幹部社員がたくさんいるそうです)
娘曰(い)はく、「お金って、あるとこにはあるんだねえ❕」。
コロナは社会の中の経済格差をますます広げていくのではないだろうか?
コロナ後の世界の変化はもうすでに始まっているのだろう。
これからどんな時代がやって来るのだろうか……。