インドネシア大規模噴火による航空機への影響
19日にインドネシア・ジャワ島のセメル山が大規模な噴火周辺の村々では火山灰や噴煙が太陽を遮り、昼間にもかかわらず暗闇に包まれた地域が出ています。この影響で気象当局は航空会社に対し、噴煙が高さ1万5,000mに達しているとして警戒情報を出しました。火山灰は航空機のエンジンに深刻な被害を与えるため、広い範囲で航行に影響が出る可能性があるのです。世界の火山と地震の“震源地帯”「リング・オブ・ファイア」セメル山は、地球上でもっとも火山と地震が集中する場所に位置しています。それは、太平洋をぐるりと囲む「リング・オブ・ファイア(環太平洋火山帯)」です。太平洋を縁取る巨大な帯状のエリアで、世界の約2/3もの火山(750〜915火山)がここに集まっています。さらに、世界の地震の90%以上がこの帯の中で発生しており、地球の活動がいかにこの地域に集中しているかが分かります。日本もしっかりこのリングに含まれてますね。地球が誕生してから続くプレート運動が続く限り、リング・オブ・ファイアの活動は止まることがありません。常にこの事を心に留め、備えていきましょう。