先日、建設業界の安全大会で
講話をいたしました。
現在の航空会社での救難訓練や安全についての意識が
私の経験してきたことや考えと合っているかは
定かではありませんが私なりに大切だと思うことを
お話しいたしました。
客室乗務員として働く中で安全が最優先される環境で
効果的なコミュニケーションがどれほど重要なのかを
実感してきました。
機内では、明確で一貫性のあるコミュニケーションが
求められます。
このようなコミュニケーションがあるからこそ
クルー間の迅速な情報共有ができ
安全運航が保たれていると思います。
ここでいう、「明確」とは
具体的に表現すること
シンプルで受け手が理解しやすいこと
理解できているかの確認を忘れない
「一貫性」とは
情報が正確に伝わるということ
安全は単に自然に存在する状態ではなく
意識的に作り出され維持されるもの。
だから、安全を作り出すものとして捉えるための
重要な要素があります。
①計画と準備
リスクを予測し適切な対策を講じること
②教育と意識向上
安全は教育と意識向上を通じて作り出されるので
日常的に意識する必要がある
③規則と手順の確立
全員が従うべきルールを定めその遵守の徹底
以上のことを前提として
航空業界におけるコミュニケーションと安全について
お話をしました。
後半に続く・・・