はるか遠い昔のことも

つい最近のことも

ふとしたときに浮かぶんだ

その時の人、景色、感情が




星峠の棚田





小さかった頃、若かった頃の記憶、
年取って草臥れてきたこの頃のこと、
一緒くたにアタマの中で
浮かんでは消え
ぐるぐる回る









あたしを見守る大きなシルエット

今はいない

父だったり

いろんな人



暗闇で

あたしを置いて背を向ける

そんな人なら

あたしは要らない