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一昨年、
こんな色合いの
プリフラトピアリーのレッスンをした後、

生徒さんから、

「作品をサプライズで妹にプレゼントしたら
妹が詩を書いてくれたんです」

そんな、嬉しさが文面から零れ広がるメールを受けとった日を、
私は昨日のことのように鮮明に記憶しています。

10代の頃より、
心の病と闘いながらも、
お姉様への慈しみの気持ちと共に、
温もりを乗せた素敵な詩を綴った
若きお嬢さんが、

アロマセラピストを志し、
自分と同じ様に苦しむ人達を癒してあげたいと
尊い志の元、
日々勉学に勤しんでいると、
生徒さんからは
妹さんのことを、感慨深いお話と伺っておりました。
しかし、
ご卒業を半年後に控えた、今夏、

「妹が頚椎ヘルニアになって、アロマセラピストの夢を諦め、
更に学校も休学するようにとの医師の診断が下り、

今まで築き上げてきたものが一気に崩れ去ってしまいました」と、

驚愕のメールに、
私は、
大きな衝撃を受けました。
心の病と闘いながらも、
手探りで
人生を模索し、
やっとの思いで
辿り着いた光明。

もう少しで、資格取得が叶う矢先の出来事に、
どんな胸のうちだろうと思うと、
矢も盾もたまらず、

僭越ながら、

私自身も頚椎ヘルニアを患いながら、花屋で働けるのだから、
希望を手放さないで欲しいと話し、

是非ともセカンドオピニオンを受ける様にと、薦めました。

生徒さんも、
同じことを考えていた様で、

昨日、
妹さん、お母様と三人で、亀有を訪れたのです。

清楚で可愛らしい、
まだあどけなさの残る
彼女の瞳の奥の憂い、

生徒さんである
お姉様の心痛、

お母様の
お嬢様の健康を願う涙は、
他人事とは思えません。

クリニックを受診されている間、私は仕事に携わりながら待ちましたが、

それは
現実の時より
2倍
3倍にも感じられます。

心と体は深く精通しているとお考えの元、

アロマや鍼灸をも取り入れ、
東洋、西洋の両面の医療から病に携わる、
統合医療を推進されておられる、
院長先生の診断は、

初診とは真逆。

筋肉を付け、
リバビリを定期的に行えば、
セラピストは、
夢ではないと
言うものでした。

本当に良かった。

彼女の綺麗な瞳には、
輝きが戻り、
志しへと邁進されます、
意欲が、
頬に赤みを蘇らせ、

一時的に
遮断された

目に見えない
不安や失意が、
消失されていることを、
感じ取ることが出来ました。

お母様の
心持ち、
どれ程か…
同じ年頃の娘を持つ母としてのお気持ちに添えば、
その安堵の大きさは、
窺い知れません。

生徒さんである、
お姉様も、
今まで、
妹さんに歩み寄り、
支え、生きてこられましたご自身の人生観を
以前より伺っておりましたので、

深い部分での「安心」を体得することが出来た様に拝察致します。


若竹の如く、
希望に満ち溢れ、

これからの
日本を担う、
大切な力です。

いつの日か、
必ずや
志を、
現実のものとして、
手にされますことを、

今は、
心より

切望致しております。

平成二十三年

文月