「お前は一体、俺にどれだけ迷惑をかければ気が済むんだ」
二年前、
父の罵声が飛んだ。

私は父に
親不孝ばかり。

心配を掛けて…


昨夜、父が
相棒を食事に誘った。

それは、
社交辞令なんかじゃなく…
あんなに嬉しそうに
笑い、
語る父を
見るのは、
20年前の結婚式以来かもしれない。

会社の後継者になる、
息子だと、

それはそれは嬉しそうに
紹介、
いや
披露していた。

あれから、
私は父を
悲しませてばかりだったな。

一生掛かっても返せない借りがある。

二年前のことを、
父はもう
何も語らない。

昨日の
父の嬉しそうな
笑顔を、

私は

忘れてはならないと自分に言い聞かせた。

当たり前ではない
幸せを、
継続させることが、

何よりの恩返しだと思うから。

親孝行だから。

きままに マイライフ・・・♪-110721_190459.jpg

感慨深い夜だったな。