織「ゆいぽんに問題!さて今日は何の日でしょうか!」


由『え、知らない』


織「えぇー、知らないの?今日は「オダナナ〜〜たくさん作ってきたからいっぱい食べて〜〜!」


オダナナが最後まで言い終わる前に鈴本がオダナナに抱きついてきた。
鬱陶しそうにオダナナは鈴本を引き剥がそうとしている。



知らないわけないじゃん。

ずっと考えてるのに...





私は今考えている人の方へと視線を向ける。


葵「理佐〜!理佐のために作った特別なチョコだよ〜!」

理「うるっさい」


そういいながらも葵からチョコを受け取り、それを一つ口に入れると思わず美味しいと呟く理佐。

驚いた表情の理佐に対して葵はその横で得意げな顔をしている。




葵「ねぇねぇ、理佐〜葵にはないの?」

理「何のこと?」 

葵「え...だから葵があげたから、そのお返しとか...」

理「はいはい、あげればいいんでしょ」

葵「やった〜!」

口ではそう言いながらも穏やかな表情で葵にチョコを渡す理佐。







そんな私の視線を感じたのかこっちを見た理佐と目が合った。

理「あ、由依...」

すると理佐は私の方へと向かってき、小さな箱を私に差し出す。

理「はい、これ由依の」

由『ありがと』

やっと理佐から貰えた

そう思って嬉しくなったのに...



理「あ!おぜ〜!あげる〜!」
尾「ありがと〜」
理「おぜ食べる??」
尾「食べる〜」
理「はい、あ〜ん」


尾関のと私のは同じ箱。

彼女の私と他の人にあげるのは同じものなの?

あー、もういいや

理佐なんて知らない。


私は理佐から貰ったチョコを手に持ったまま楽屋から出ていった。







はぁ...

そう、私と理佐は付き合ってる。

メンバーには秘密にしてるんだけど。

それだからか理佐は楽屋でいっつも私以外の人とイチャイチャする。

仕方ないことといつも気にしてなかったけど、今日だけは何故かとってもイライラした。

はぁ...

甘い物足りてないのかな...

そう思った私は手に持っていた理佐からのチョコを口に入れた

由『おいしいし...』

少しずつ溶けていきだんだんと口の中に広がるチョコの甘さ。
その美味しささえも何かムカつく。


その時、その箱の中に小さく折りたたまれた紙が入っているのに気づいた。


その紙を取り出して広げると




【カバンの中見てみてね☺︎】




そこには理佐の字でこうあった。


何だろう...?


ふと時計を見ると集合の時間が迫ってきていたので私は楽屋に戻った。


その間もその紙の存在が頭から離れなかった私は楽屋に戻るやいなや自分のカバンを覗いた。





するとそこには見覚えのない紙袋と1枚の紙。

それを裏返すと



【由依へ】



そう書いてあった。
その字だけで誰からのものかわかって嬉しくなる。










トントン...



肩を叩くと振り向き、私を見て驚いた顔をする理佐の手に1粒のチョコレートを握らせた。


包み紙に書いた言葉アナタは気づくかな?


だって考えてること一緒だったんだもん。


それだけで嬉しくなる私ってやっぱり単純。


そういう由依からのチョコは理佐のカバンの中に入っているのでした。

 



─END─


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少々終わり方が強引ではありますが...


本当はバレンタインに投稿したかったのですが、間違えて消してしまって...💦


バレンタインの短編です🍫


ぼちぼちですが復活いたしましたので、だんだん更新のペースを上げていけるよう頑張ります☺️

これからもよろしくお願いします


もも🍑