フライト前の機内でごそごそと準備をしていると。
エジプト人同僚が私の所へやって来て、おもむろに「私たち誕生日が同じだよ！」と言われました。
へえ〜〜(・∀・)
↑としか言えないw
仕事タブレットで私の生年月日を見たらしいです。
☆
彼女の方が私より5歳くらい若いですけど、同じ誕生日というだけで何だか親近感が♡
『彼女の誕生日はどんな日だったのかな』と興味がわきました
「何時に生まれたの？」
「病院で生まれた？」
「どんなお産だったの？」
急に始まる、誕生日トーーク！
☆
女子は誕生日や星座の話が好き(^｡^)
エジプト人同僚もニコニコと嬉しそうに答えてくれました。
「私が生まれた日にね、病院に爆弾が撃ち込まれたの
」
」えええ？！(￣□￣;)
いきなり『晴れの日に生まれたの』くらいのテンションでサラッとすごいこと言われましたけど！
多国籍の職場でたまにある、この手のカルチャーショック
中東あるある？w
☆
同僚ちゃんが生まれたのは、丁度イラクとクエートが争っていた時で。
誕生日のその日、彼女の母親が入院していた病院に向かって戦車から大砲が撃ち込まれたそうです。
しかし大砲が爆発しなかった！
不発弾だった為、同僚ちゃんは無事に産まれることが出来たそうです！！
ミラクル〜(Ｔ▽Ｔ)
無事に生まれる事が出来て本当に良かった！
しかし病院の隣の建物は爆破され、亡くなった方も多かったそうです。
☆
私の中では『戦争=昔の話(日本の戦争が終わった時)』という感覚なので、若い20代の子からこんな話を聞くと変な感じがします
しかし今現在も戦争はありますし、ただ私が平和ボケな感覚をしているだけ…
☆
ちなみに彼女にはこんな事件も。
無事に生まれ、元気にスクスク育っていた同僚ちゃん。
しかし、ある時まで政府の手違いで死んだ事になっていたそうです
生きてる生きてる〜(￣◇￣;)
そのお詫びとして政府からエジプトの国籍を貰ったんだって？？
両親もエジプト人じゃないし、生まれた所もエジプトではないのですが。
中東では複雑な事が多く、色んな事情があるようです…
☆
同じ誕生日でも、みんなそれぞれの出世ストーリーがあるものですね。
衝撃的な話で驚きましたが
同僚ちゃんは『強運の持ち主』だと思います。
爆弾にも打ち勝つ運だもん。
生まれる時に神の祝福を受けたに違いない
またね
