マドリード便。
すごく話が長くなるタイプのドイツ人クルーがいました。
「これってアレなの?」「うんアレよ」と数秒で終われる会話のやり取りを、10分かけてするような感じ。
まあ別にいいんだけどね、そういう人なんだってだけだし。
☆
彼女は何かIssueがあると、自分の気がすむまでディスカスするといった様な頑固さもありました。
全てのことにしっかり向き合い(良くも悪くも)、白黒させないと気が済まないといった性格なのかな〜。
私は割とこういう神経質で真面目気質な人と仕事するのは好きです
陽天気でラテン気質な人よりいい…w
↑こっちの人たちも別の意味で面倒だからね( ̄▽ ̄;)
☆
仕事がひと段落着いた時に、「あなたってしっかり者だね〜」と何気なく彼女に言った私。
「そう思う?そうかもしれない。私は子供の頃から、自分自身で物事を決める状況で育ったから」
「へえ、年下の兄弟がいたとか?」
・・・という私の一言で、
彼女の『長話しスイッチ』入れてしまった!!!!
話の冒頭にまさにこのセリフ(↓)を言われたー
いや、もっと手短にお願いします
あなた20代前半なのに、幼少期の話をする為にそこまでさかのぼる必要あるッ?!( ̄◇ ̄;)
☆
語り手のスピリッツを持つ彼女の話を誰も止める事は出来ない…。
以下、読まなくてもいいですw
「話は第二次大戦時にさかのぼるわ。」
「戦後、ドイツが沢山の移民を受け入れていて、その時にロシアからドイツへ移った親戚がいたの。ロシアに住んでいた母が20代の時にその親戚を頼ってドイツへ渡ったのよ。
そして母は父と出会い、私が産まれたわけ。でも父は私が幼い頃にいなくなってしまった。私と母の2人で暮らしだったけれど、母はドイツ語があまり喋れなかった。
だから私は小学校の時から、学校の大切な書類等も全部母の代わりに確認していたのよ。私は子供の頃から自立していなきゃいけない環境にいたという事よ。だからしっかり者になったのは必然的ね。」
移民の歴史ィ!( ̄□ ̄;)
☆
全ての会話において、このくらい深く語ってくれた同僚ちゃんw
彼女の夫の話、義理弟の抱えるトラウマ、義理母の素晴らしさ、夫との修羅場…などなど、何だかんだで聞いてしまってました
もう親友レベルで彼女について詳しくなったかもよ( ̄▽ ̄;)!
またね