パクリタキセル投与までの
治療経過







〜パクリタキセル投与〜


2020年5月12日

この日は初めての
パクリタキセル投与日。


今までと同じように
朝の8時頃に病院に到着し
血液検査。

その後、化学療法室にて
薬剤指導となる
化学療法専門の薬剤師さんと
前回の副作用や不快感について話をし

この日からスタートする
パクリタキセルの副作用について
じっくりと説明を受ける。





パクリタキセルは
アルコール成分が含まれているので
お酒に酔ったような副作用が出やすいので
お酒は強いかと聞かれる。

今は全く飲みませんが
若い頃はワインをボトルで…と
言いかけた時点で笑いながら
「大丈夫そうですね😅」と言われる。


アルコールの影響で
眠気も強く出やすいので
帰りは誰かに迎えに来てもらうように
事前に聞いていたが
その再確認もされる。



そしてパクリタキセルの
主な副作用は関節痛と末端神経痛。

節々が痛むと聞き
なんだかイメージがわきにくく
ぼんやりと怖そうだなと感じる。


関節痛対策の為に
パクリタキセル投与中の2ヶ月間は
ロキソニンと胃薬を
毎日3回服薬するように言われる。




そして神経痛に効く
サインバルタと言う薬を
抗がん剤投与2日後から
1日3回・5日間服薬する。





末端神経痛に関しては
パクリタキセル点滴中に
手足を氷で冷やし
痛み始める前から予防策を講じるらしい。


専用のグローブとブーツで
両手両足を投与中ずっと冷やしていく。

なのでテレビのリモコンや
スマホすら持てなくなるし
途中でトイレに行き来するときも
ナースコールを押し手伝いを要請する。


氷のグローブにブーツ??

これはあくまでも予防策なので
希望があればご用意しますよと言われ
即答でやります!と答える。


やらない選択肢をする患者さんも
半数くらいはいるそうだが
この薬剤師さん曰く
氷のグローブやブーツを
やらないよりやった方が
末端神経痛が軽いように思うと
仰っていた。




吐き気に関しては
前回までのAC療法と違い
あまり感じないですよと言われ
ホッとする。



いつもこの薬剤師さんは
こちらの質問・不安がなくなるまで
話をしてくれて
とてもありがたかった。

きっと同年代なんだと思うが
いつも薬剤指導室から出る私に
力強い目で
では、頑張ってきてください!
と応援してくれていた。


この時も初めての薬とあって
未知なる副作用に不安はあったが
この薬剤師さんや
信頼関係抜群の主治医や
優しさに溢れている
ケモ室も看護師さん達のおかげで
安心して治療に挑めていた。