ステージについて
すっかり書き忘れていました





大学病院の初めての診察時に
主治医から
乳がんに関することや
これからの治療について
色々と説明を受け


よく聞く"ステージ"について

「あなたの場合はまだ
これから詳しく検査をしていかなければ
ステージは確定しないけれども
現時点では
ステージ2b〜3と考えます」
と言われました。






「では、悪い方の3と覚悟しておきます」
と答えたところ
医師は何も返答しませんでした。


あれ?否定はしないんだ?
と思ったけど
その後、次々と説明される内容を
頭に入れる事が必死で
ステージという事で
考え込んだりはありませんでした。


ただ、化学療法を始める前に行った
MRIやPETの検査結果表には
ステージの欄に

Ⅱ?と
クエスチョンマークが…








抗がん剤投与を4クール終え
この時点で左胸のゴロっとした腫瘍は
どんどん小さくなっていっていたので
ルンルンで
前半の抗がん剤の効果を評価する為に
MRIの検査を受け
ルンルンで
検査結果を聞く診察を受けた。



手で触った感触通り
画像上の腫瘍は
確かに小さくなっていた。


もうニッコニコで検査結果の用紙を受け取り
ふと、よく見てみると…



そこには
3Cの文字が記載されていた。









え?



3は理解出来たとしても
3C??



a.b.CのC??




頭が真っ白になった。




あまりにもびっくりして
医師に問いかけることも出来ず
フラフラと診察室を出た。




会計に行く前に検索をしてみる。







そうか、そうか。

検査結果でも言われていた通り
これに当てはめると
そうか、そうだよね。

間違いなく3Cだ。




帰宅して、
数時間前までの私と同じく

あんなに大きかった腫瘍は
どんだけ小さくなってるのー?
とルンルンで待っていた夫と母に

説明したいから座ってと
ダイニングに呼び寄せた。



まずはMRIの画像をみせて
2ヶ月前と見比べる。

すごいね!小さくなったね!と
喜んだ後に
検査結果の紙を目の前に出した。



「ここでも書いてあるように
ステージは実は3Cやったみたい」
と告げると
母の顔はさーっと青白くなり
目に涙を溜めていた。

夫は険しい表情になり
結果の用紙を見つめていた。




その夜は
なかなか眠れなかった。


そんなにギリギリの段階まで行ってたんだ
と思う反面、
抗がん剤は確実に効いているんだし
希望をもって
これからも治療に励もうと
自分を奮い立たせるしかなかった。